「自転車も車検!キャンペーン」でSBAA PLUS認定者によるクロスバイクの点検整備
クロスバイク GIANT ESCAPE RX3は通算6台目にして初めての中古車。 正常に走れる状態にフルメンテナンス済みですが、以前のオーナーがどのように扱っていたかは分からず、中古車である以上素人目には分からない問題が発生しないとも限りません。
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(´・ω・)_/ メンテナンスはこれまで電動アシスト自転車、マウンテンバイク、油圧のもの以外は、ママチャリ、ミニベロ(折り畳み)、ルック車(MTB風)、クロスバイク、ロードバイクと一通り経験しているので自信が無い訳ではないのですが、中古で購入したGIANT ESCAPE RX3は届いた当初、いくら調整してもリアディレイラーの変速が不調で、目視では絶対に分からないディレイラーハンガーを固定するボルトの穴に砂が入り込んでわずかにハンガーがガタついていた事は素人目ではすぐに分かるはずもなく、パーツ1つ1つを全て外して状態をチェックしていく事でようやく原因究明に繋がりました。 画像(左)は歯間ブラシでフレーム側のネジ溝の砂をかき出している時のもの
直近のメカトラブルは、築地の豊洲移転問題がピークだった時に豊洲市場周辺を視察し、ついでに湾岸エリアを走っていたら建設中の2020東京オリンピックの選手村の辺りでフロントディレイラーが急に上がらなくなってしまった事。 幸いケーブルアジャスターを限界まで回しきる事で正常近くに戻り、事なきを得ましたが、FOCUS IZALCOはワイヤーの大半がフレーム内を通るインナーフレームのため、普段からシフトワイヤーの状態を目視で確認する事は怠っており、突如シフトワイヤーの一部が切れ始めた寿命によるものでした。 ブレーキケーブルが切れた経験もあり、乗らなくなって雨ざらしになっていたのを知らずに譲り受けたママチャリにそのまま乗っていた所、ケーブルに生じていたサビである日突然ブレーキケーブルが破断し、ブレーキレバーがぷらんぷらんに。 場所とタイミングが悪ければ事故か死んでいる所でした。 それ以降、中古車の危険性と点検、メンテナンスの大切さは身をもって理解しているつもりです(´・ω・`)
話は戻って今回は初めて中古で購入したクロスバイクの話。 レストアを終えてから半年ほど乗りまわし、少しづつ改造、カスタムを進めてはパーツ交換前との違いを楽しんでいるのですが、調整やメンテナンスはあくまで資格を持たない素人によるもの。 中古車を購入している以上100%安全であるとは言えない状態で、防犯登録の書き換えもまだ終わっていないため1度どこかのショップに持ち込むついでに安全点検的なものを受けようと考えていた所、渡りに船だったのが 「 自転車も車検!キャンペーン 」
窓ガラスには金色に輝くSBAA PLUS認定者によるメンテナンスが受けられるショップである事を証明する盾が飾られています
(´・ω・)っ SBAA PLUSの解説(漫画)
点検整備の旨を伝えると渡されたのが、自転車も車検!キャンペーンの応募用紙。 記入事項は氏名、住所、電話番号、メールアドレス
初めてプロ用のメンテナンス台に載せられるGIANT ESCAPE RX3
まずは各ボルトのチェックから。 全体的に緩めとの事で、ステム、シートポスト、シートクランプは増し締め。 特にシートクランプはダブルボルトなので、素人目にはクランプが割れるんじゃないか? と見ていて怖いほど増し締めされていましたが、帰ってきてから締め付けトルクを確認した所、なぜかほんの少しだけ増し締めされていただけでした。 割れやすいカーボンパーツに対する考えと同じで、普通に使っていてズレない程度に固定されていればOKと考えていたので、次回からはもう少しだけボルトを強く締めようと思います(´・ω・`)
変速周りのチェック風景。 5年前から装着されているはずのチェーンなので伸びている可能性はありますが、特に不具合は感じていなかったので何も言われず。 シフトワイヤー、ブレーキワイヤーの末端を半田付けしている事についても何も言われませんでした
ホイ―ルの振れはコの字型の定規の様な物を使って目視で点検。 自分では完全に調整しきれていない振れがわずかにあるのですが、走行には問題の無い規定値内に収まっていたようです
(´・ω・)_/ 最後に「この自転車、保安器全然付いてないなぁ~」と言われ、ライト類は盗難防止のために使用する時以外はサドルバッグに入れている事と、GIANT ESCAPEシリーズはブレーキレバーとベルが一体になっている事を伝えて点検整備終了。 所要時間はおよそ20~30分程度でした
あとは口頭で車体の購入年月日、保管状況等を聞かれ、最後にSBAA PLUSマークのシールを貼られて全工程が終了。 このSBAA PLUSマークのシールは、スポーツバイクのプロ(SBAA PLUS認定者)がきちんと点検整備を行った事を証明するもの
中古車である以上、前のオーナーがどんな扱いをしていたかは想像するより他なく、100kg近い体重の方が所有していた可能性もゼロではないため、フロントフォークとフレームの点検は気になるチェック項目ではあったのですが、厳密にチェックするとなるとX線にかけなければ分からないそうで、目視による点検だった模様
ここは締め付けが緩いと判断されたステム等の固定ボルト。 増し締めした事を示す記述があります
クロスバイクのフロントのブレーキケーブルにはパニックブレーキ等、過度なストッピングパワーでホイールがロックしてしまう事を抑制するためのパワーモジュレーターが装着されているため、ブレーキレバーを握ると左右でフィーリングに違いが出るのはしょうがないんじゃないか? と、あまり気にしていませんでしたが、チェック項目にもあるようにアジャスターで良い感じに左右のフィーリングが平均化されていました
もう1つの変化はリアの変速の高速化。 このブログを書いている時点で最低でも5年は装着されたままになっているグレードの低い8速のチェーンであるため、伸びて多少シフト性能に悪影響が出ている可能性がある。 2T、3T刻みの歯数差の大きいスプロケットが装着されている。 DEOREの中では1番下のグレードのリアディレイラーが装着されている関係から悪い方に先入観が働き、変速性能はこんなもんだろうと、チェック欄を見ての通り問題なく普通に変速する様には調整してあったのですが、プロによる整備調整後はチェーンがギアにキッチリ収まるまでのスピードが速くなり、105に迫る近いフィーリングになっていたのには驚きで、一部の人達はレース前にプロショップに持ち込んで整備調整してもらっている事は知っていましたが、こうやって体験してみるとわざわざプロショップに持ち込むのにも納得がいき、自分では本来の変速性能を100%引き出す事は出来ていませんでした。 他は特に変化を感じなかったのでチェーンは伸びておらず、日頃自分で行うメンテナンスや調整に問題はなかった模様
お買物券1万円分が当たる 「自転車も車検!キャンペーン 」 。 チェーンへの注油等、日頃から走行距離に応じてメンテナンスするのは当たり前として、定期的にプロのメンテナンスを受ける事は勉強にもなり、大きな意味があるように思います。 自身の手によるメンテナンスのレベルはSBAA PLUSの資格を持つプロの目から見るとどの程度なのかを知る事も出来るので、日頃の点検、整備が正しいかどうか? メンテナンスに自信のない方などはキャンペーン期間内(2017年12月31日まで)に行かれてみてはどうでしょうか?
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中古クロスバイクの変速不調の原因
(´・ω・)_/ メンテナンスはこれまで電動アシスト自転車、マウンテンバイク、油圧のもの以外は、ママチャリ、ミニベロ(折り畳み)、ルック車(MTB風)、クロスバイク、ロードバイクと一通り経験しているので自信が無い訳ではないのですが、中古で購入したGIANT ESCAPE RX3は届いた当初、いくら調整してもリアディレイラーの変速が不調で、目視では絶対に分からないディレイラーハンガーを固定するボルトの穴に砂が入り込んでわずかにハンガーがガタついていた事は素人目ではすぐに分かるはずもなく、パーツ1つ1つを全て外して状態をチェックしていく事でようやく原因究明に繋がりました。 画像(左)は歯間ブラシでフレーム側のネジ溝の砂をかき出している時のもの
メンテナンス不足によるツーリング中のメカトラブル
直近のメカトラブルは、築地の豊洲移転問題がピークだった時に豊洲市場周辺を視察し、ついでに湾岸エリアを走っていたら建設中の2020東京オリンピックの選手村の辺りでフロントディレイラーが急に上がらなくなってしまった事。 幸いケーブルアジャスターを限界まで回しきる事で正常近くに戻り、事なきを得ましたが、FOCUS IZALCOはワイヤーの大半がフレーム内を通るインナーフレームのため、普段からシフトワイヤーの状態を目視で確認する事は怠っており、突如シフトワイヤーの一部が切れ始めた寿命によるものでした。 ブレーキケーブルが切れた経験もあり、乗らなくなって雨ざらしになっていたのを知らずに譲り受けたママチャリにそのまま乗っていた所、ケーブルに生じていたサビである日突然ブレーキケーブルが破断し、ブレーキレバーがぷらんぷらんに。 場所とタイミングが悪ければ事故か死んでいる所でした。 それ以降、中古車の危険性と点検、メンテナンスの大切さは身をもって理解しているつもりです(´・ω・`)
話は戻って今回は初めて中古で購入したクロスバイクの話。 レストアを終えてから半年ほど乗りまわし、少しづつ改造、カスタムを進めてはパーツ交換前との違いを楽しんでいるのですが、調整やメンテナンスはあくまで資格を持たない素人によるもの。 中古車を購入している以上100%安全であるとは言えない状態で、防犯登録の書き換えもまだ終わっていないため1度どこかのショップに持ち込むついでに安全点検的なものを受けようと考えていた所、渡りに船だったのが 「 自転車も車検!キャンペーン 」
「 自転車も車検!キャンペーン 」 とは?
「 自転車も車検!キャンペーン 」 の概要を短くまとめると、2017年10月1日~12月31日までにキャンペーン対象店舗でSBAA PLUS認定者による500円以上(税別)の点検、整備を受けた方に抽選で1万円分のお買物券が当たると言うもの。 プロの点検、整備を受けて安心・安全にスポーツバイクを楽しむ事を推進するキャンペーン (主催:自転車協会)フレンド商会 善福寺店
今回訪れたショップはフレンド商会 善福寺店窓ガラスには金色に輝くSBAA PLUS認定者によるメンテナンスが受けられるショップである事を証明する盾が飾られています
(´・ω・)っ SBAA PLUSの解説(漫画)
点検整備の旨を伝えると渡されたのが、自転車も車検!キャンペーンの応募用紙。 記入事項は氏名、住所、電話番号、メールアドレス
初めてプロ用のメンテナンス台に載せられるGIANT ESCAPE RX3
まずは各ボルトのチェックから。 全体的に緩めとの事で、ステム、シートポスト、シートクランプは増し締め。 特にシートクランプはダブルボルトなので、素人目にはクランプが割れるんじゃないか? と見ていて怖いほど増し締めされていましたが、帰ってきてから締め付けトルクを確認した所、なぜかほんの少しだけ増し締めされていただけでした。 割れやすいカーボンパーツに対する考えと同じで、普通に使っていてズレない程度に固定されていればOKと考えていたので、次回からはもう少しだけボルトを強く締めようと思います(´・ω・`)
変速周りのチェック風景。 5年前から装着されているはずのチェーンなので伸びている可能性はありますが、特に不具合は感じていなかったので何も言われず。 シフトワイヤー、ブレーキワイヤーの末端を半田付けしている事についても何も言われませんでした
ホイ―ルの振れはコの字型の定規の様な物を使って目視で点検。 自分では完全に調整しきれていない振れがわずかにあるのですが、走行には問題の無い規定値内に収まっていたようです
(´・ω・)_/ 最後に「この自転車、保安器全然付いてないなぁ~」と言われ、ライト類は盗難防止のために使用する時以外はサドルバッグに入れている事と、GIANT ESCAPEシリーズはブレーキレバーとベルが一体になっている事を伝えて点検整備終了。 所要時間はおよそ20~30分程度でした
あとは口頭で車体の購入年月日、保管状況等を聞かれ、最後にSBAA PLUSマークのシールを貼られて全工程が終了。 このSBAA PLUSマークのシールは、スポーツバイクのプロ(SBAA PLUS認定者)がきちんと点検整備を行った事を証明するもの
スポーツ用自転車安全点検・整備記録簿
全ての点検整備が終わると渡されるのが、スポーツ用自転車安全点検・整備記録簿の紙1枚(自動車で言う所の整備手帳の様なもの)。 この用紙のチェック項目に従って点検整備が行われていました中古車である以上、前のオーナーがどんな扱いをしていたかは想像するより他なく、100kg近い体重の方が所有していた可能性もゼロではないため、フロントフォークとフレームの点検は気になるチェック項目ではあったのですが、厳密にチェックするとなるとX線にかけなければ分からないそうで、目視による点検だった模様
ここは締め付けが緩いと判断されたステム等の固定ボルト。 増し締めした事を示す記述があります
SBAA PLUS認定者による点検整備後の変化
初めて行った場所は時間に余裕があれば周辺をポタリングしてから帰路に着く事にしていて、店の近くにあった大きな赤い鳥居が印象的だったので奥まで行ってみるとなかなか立派な八幡宮はフォトスポットになっていました。 SBAA PLUS認定者による点検整備を終えたクロスバイク GIANT ESCAPE RX3ですが、点検整備前との状態を比較して変化があった項目の1つはブレーキレバーの左右の引き量が均等近くになった事クロスバイクのフロントのブレーキケーブルにはパニックブレーキ等、過度なストッピングパワーでホイールがロックしてしまう事を抑制するためのパワーモジュレーターが装着されているため、ブレーキレバーを握ると左右でフィーリングに違いが出るのはしょうがないんじゃないか? と、あまり気にしていませんでしたが、チェック項目にもあるようにアジャスターで良い感じに左右のフィーリングが平均化されていました
もう1つの変化はリアの変速の高速化。 このブログを書いている時点で最低でも5年は装着されたままになっているグレードの低い8速のチェーンであるため、伸びて多少シフト性能に悪影響が出ている可能性がある。 2T、3T刻みの歯数差の大きいスプロケットが装着されている。 DEOREの中では1番下のグレードのリアディレイラーが装着されている関係から悪い方に先入観が働き、変速性能はこんなもんだろうと、チェック欄を見ての通り問題なく普通に変速する様には調整してあったのですが、プロによる整備調整後はチェーンがギアにキッチリ収まるまでのスピードが速くなり、105に迫る近いフィーリングになっていたのには驚きで、一部の人達はレース前にプロショップに持ち込んで整備調整してもらっている事は知っていましたが、こうやって体験してみるとわざわざプロショップに持ち込むのにも納得がいき、自分では本来の変速性能を100%引き出す事は出来ていませんでした。 他は特に変化を感じなかったのでチェーンは伸びておらず、日頃自分で行うメンテナンスや調整に問題はなかった模様
スポーツ用自転車 点検整備料金
ショップによって異なるとは思いますが、交換が必要なパーツが発生して料金が高くなる可能性を考え、サビを取り切れなかったクイックは予備を持参して行ったのですが、特に問題にはなりませんでした。 点検、整備で不備が発生しない様に、ベル、フロントライト、リフレクター(リア)またはリアライトを装着または持参。 SBAA PLUSマークのシールをどこに貼られても良い様に、フレームをキレイにしておくのが点検整備に持ち込む前の下準備になると思います。 そんな訳で交換が必要になったパーツや不備はなく、今回訪れたフレンド商会 善福寺店での点検整備料金は良心的な500円ポッキリ(´・ω・`)お買物券1万円分が当たる 「自転車も車検!キャンペーン 」 。 チェーンへの注油等、日頃から走行距離に応じてメンテナンスするのは当たり前として、定期的にプロのメンテナンスを受ける事は勉強にもなり、大きな意味があるように思います。 自身の手によるメンテナンスのレベルはSBAA PLUSの資格を持つプロの目から見るとどの程度なのかを知る事も出来るので、日頃の点検、整備が正しいかどうか? メンテナンスに自信のない方などはキャンペーン期間内(2017年12月31日まで)に行かれてみてはどうでしょうか?
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コメント
No title
うちは近所なので2か月一回、自転車屋で整備してもらっています。チェーン掃除をしないといわれるのでチェーンをきれいにして車体をきれいにしてから、もっていって整備してもらっています。調整後は走りやすくていいですよね。
2017-12-30 10:11 Supple URL
Re: No title
2017-12-30 11:19 FUCHS URL