U字ロック ULAC MAGNUM FORCE レビュー
ここ最近は車体に取り付けるための専用ブラケットが付属するので持ち運び方法に苦労しないU字ロック ULAC BROOKLYNのOEMをクロスバイク GIANT ESCAPE RX3に取り付けていましたが、ブラケットを使わずにフレームに取り付ける方法を確立したため、外周部がフラットなU字ロックを探していました
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amazonの自転車用鍵・ロックの新着ランキングをチェックしていると、BIGOと言う業者が販売している外周部がフラットに見えるアルミ+マグネシウムのU字ロックが掲載されており、画像を見る限りはULAC MAGNUM FORCE シリコンカバー U字ロックという商品名で、調べてみると2017年の新製品。 正規品とは流通ルートが異なるだけの並行輸入品なのか? 価格が本家より安い事もあり、とりあえず探していた外周部がフラットな形状のU字ロックに見えたので購入
取り出してみると長期保管を考えてなのか? 空気中のオゾンでシリコンが劣化しない様に密封できる袋に入れらており、ショップのカギ売り場で剥き出しのまま長期陳列されているカギより間違いなく状態が良いのは高評価
袋から出してしまえば店頭で陳列されているULAC BROOKLYNと同じ、簡素なパッケージングの見慣れたスタイル
ULAC MAGNUM FORCEのセキュリティーレベルは7段階中の5。 裏側は英語表記の取扱説明書
巻かれているラベルを取り外すと、カギ(ディンプルキー)と極小サイズの説明書が現れます
他に付属品があった可能性もゼロではありませんがなぜか結束バンドが1つ余計に巻かれており、ラベルが外れてしまうのを防ぐストッパーとしての役割があるのか? それとも陳列用のフックに引っ掛けるために巻かれているのか? とりあえずショップで取り扱いが始まるまでは謎(´・ω・`)
ラベル裏側は英語でしたが、こちらの取扱説明書は日本語表記。 不自然な日本語や粗悪な印刷ではない正規品でした。 記載されていませんが型番はUL-MU3-01(´・ω・`)
玄関のドアと一緒で、ディンプルキーをカギ穴(シリンダー)に縦に差し込んで時計回りに90度回すだけで開錠
開錠するとU字型のシャックル(アーム)とシリンダーに分割され、ディンプルキーは縦に再び回さない限りひとまず抜けない状態を維持する紛失防止機能を備えています
カタログ重量:450g 実測重量:459g
U字ロックをフレームのフロント三角内にスマートに取り付けるためには外周部がフラットな形状をしている事が重要なので、購入前から実測重量333gのULAC BROOKLYNのOEMより重い事はカタログ重量の段階で分かっていましたが、126g差はステム約1本分に相当する重さ。 カタログ重量より9g(2%)ほど重いですが、1桁台なので許容範囲と言ったところでしょうか(´・ω・`)
外周部は完全にフラットではなく、ジョイント部分で2~3度? 角度が違いますが、そこまで完全なフラットさを求めている訳ではないので十分に許容範囲
同じULACのU字ロックなので購入前は表面のシリコンの形状に違いがあるだけで中身は同じと予想していましたが、横の内径はどちらも実測約73mm前後でほぼ違いはありませんが、BROOKLYNの縦の内径が約127mmに対し、MAGNUM FORCEは約140mmと縦の内径だけ13mm広い事が判明
内径の横幅は同じでも、シリンダー部分の横幅はULAC BROOKLYNの方が10mmほど広く、MAGNUM FORCEの方が凹凸が無くコンパクト
開錠してU字型のシャックル(アーム)だけの状態にして比較すると上部の形状とアルミの棒の長さに違いがある事が分かり、剥き出しのアルミ部分を指で弾いてみるとBROOKLYNは振動が全く持続しませんが、MAGNUM FORCEは振動時間が長め。 マグネシウムの含有量がどの程度か分かりませんが、素材はマグネシウム+アルミと記載されており、おそらく5000系のアルミ合金(Al-Mg系)と思われます。 メーカー側がマグネシウムを強調している事もあり、切断に対する防御力はBROOKLYNよりほんの少しだけ期待して良いのかもしれません(´・ω・`)
側面片側だけにあるカギのシリンダー部分の蓋のサイズも若干大きさが違い、購入前は外見だけ違う中身が一緒のU字ロックと予想していましたが、似ているようで素材、形状、重さにおいて全く別物のU字ロックであった事が判明
特に意味はありませんが、アームとシリンダーを入れ替え。 左の組み合わせではカギをする事が出来ますが、右の組み合わせではシリコン部分が邪魔をして奥まで届かず。 あくまでシリコンが邪魔をしているだけで基本的な構造では互換性があるため、カッター等でカットすれば右の組み合わせも使用可能
ESCAPE R QR KICK STANDを使用した自立状態と、フラットペダル利用してガードレールに立て掛けた状態でU字ロックの施錠状態を比較
どちらの状態で施錠してもU字ロック内のガードレールとフレームの隙間はほとんど同じですが、内径の広いワイヤーロックやチェーンロックとは違い、内径の狭いU字ロックはガードレールとフレームが非常に接近するため、厚みのあるクリアタイプの表面保護シートやガラス系コーティング剤等を使用していない場合はフレームが傷にならない様、駐輪時に少々注意が必要なのがデメリットですが、縦の内径がBROOKLYNよりも13mm広いMAGNUM FORCEはクロスバイクの中ではトップチューブの横幅が比較的広いGIANT ESCAPE RX3でも20mm程度の余裕があります
ママチャリや子供用自転車が多いエリアでは、安定感にやや欠けるフラットペダルを利用して立て掛けている場合、ちょっとした接触でバランスを崩してガードレールと擦って傷になってしまうので、少し離れた接触する危険の少ない安全な場所に駐輪するか、キックスタンドで自立させ、フレームとホイールのみをロックする使用方法がおすすめ(´・ω・`)
チェーンステー長が一般的なクロスバイクよりも10mm長い435mmの2011 GIANT ESCAPE RX3でもリアホイール側はフレームとロック可能。 暗証番号を設定でき、フロントホイールをロックする機械式の駐輪場ではフロントホイールとフレームをロックするのが盗難防止に最も有効なカギのかけ方ですが、縦の内径が13mm広いULAC MAGNUM FORCEでもクロスバイクのフロントホイールとフレームを一緒にロックする事は不可能でした
(´・ω・)_/ ロードバイクであれば問題なくフロントホイールとフレームをロックする事が可能で、内径にも余裕があります
犯人が車道側からU字ロックの破壊や切断を試みるのは少々考えづらいので、細いアーム側と比較してかなり太さのあるシリンダー側を歩道に向けて施錠し、細い丸形よりも太い角形の方が頑丈そうに見えるのは視覚的な観点から犯行に及ばせないための抑止力として非常に効果的と言えます。 このブログをアップした時点では新型で知名度の低いU字ロックなので、形状が似ているknog BOUNCERかな? と、通りすがりの窃盗犯が勝手に勘違いしてくれると更に高い盗難防止効果を見込めるのと、フラットな表面を活かして振動や不正開錠を感知して大音量のアラームが鳴るかのように見せるためのステッカーを貼ってハッタリを効かせるのも盗難防止効果を高められて面白いかもしれません(´・ω・`)
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amazonの自転車用鍵・ロックの新着ランキングをチェックしていると、BIGOと言う業者が販売している外周部がフラットに見えるアルミ+マグネシウムのU字ロックが掲載されており、画像を見る限りはULAC MAGNUM FORCE シリコンカバー U字ロックという商品名で、調べてみると2017年の新製品。 正規品とは流通ルートが異なるだけの並行輸入品なのか? 価格が本家より安い事もあり、とりあえず探していた外周部がフラットな形状のU字ロックに見えたので購入
U字ロック ULAC MAGNUM FORCE パッケージ
まずは開封。 特に梱包材が入っている訳でもなく、ラップで巻かれて段ボール箱に貼り付けられているamazonではスタンダードな梱包状態取り出してみると長期保管を考えてなのか? 空気中のオゾンでシリコンが劣化しない様に密封できる袋に入れらており、ショップのカギ売り場で剥き出しのまま長期陳列されているカギより間違いなく状態が良いのは高評価
袋から出してしまえば店頭で陳列されているULAC BROOKLYNと同じ、簡素なパッケージングの見慣れたスタイル
ラベル
ULAC MAGNUM FORCEのセキュリティーレベルは7段階中の5。 裏側は英語表記の取扱説明書
巻かれているラベルを取り外すと、カギ(ディンプルキー)と極小サイズの説明書が現れます
他に付属品があった可能性もゼロではありませんがなぜか結束バンドが1つ余計に巻かれており、ラベルが外れてしまうのを防ぐストッパーとしての役割があるのか? それとも陳列用のフックに引っ掛けるために巻かれているのか? とりあえずショップで取り扱いが始まるまでは謎(´・ω・`)
付属品
ULAC MAGNUM FORCEの付属品はディンプルキー3本、カギのナンバー(型番)がプリントされたプレート、キーリング、取扱説明書、ラベル取扱説明書
ラベル裏側は英語でしたが、こちらの取扱説明書は日本語表記。 不自然な日本語や粗悪な印刷ではない正規品でした。 記載されていませんが型番はUL-MU3-01(´・ω・`)
ディンプルキー
ダイヤル式のカギとは違い、紛失する可能性があるためディンプルキーは3本付属。 過去にはボールペンで不正開錠できてしまうU字ロックもあったらしいので、ディンプルキーは非常に安心。 カギのナンバー(型番)が見えない様に画像ではプレートを裏面にして撮影していますが、表面には4桁の数字が記載されており、万が一3本全て無くして開けられなくなった際にはメーカーもしくはショップに4桁の数字を伝えて取り寄せて貰う事になるので、大切に保管しておく必要があります。 よく物を無くす方はダイヤル式のU字ロックがおすすめ(´・ω・`)U字ロックの開け方
玄関のドアと一緒で、ディンプルキーをカギ穴(シリンダー)に縦に差し込んで時計回りに90度回すだけで開錠
開錠するとU字型のシャックル(アーム)とシリンダーに分割され、ディンプルキーは縦に再び回さない限りひとまず抜けない状態を維持する紛失防止機能を備えています
ULAC MAGNUM FORCEの重さ
ULAC MAGNUM FORCE ブラック(UL-MU3-01)カタログ重量:450g 実測重量:459g
U字ロックをフレームのフロント三角内にスマートに取り付けるためには外周部がフラットな形状をしている事が重要なので、購入前から実測重量333gのULAC BROOKLYNのOEMより重い事はカタログ重量の段階で分かっていましたが、126g差はステム約1本分に相当する重さ。 カタログ重量より9g(2%)ほど重いですが、1桁台なので許容範囲と言ったところでしょうか(´・ω・`)
ULAC MAGNUM FORCEとBROOKLYNの違い
ここからは2つのU字ロックをカッティングマットに置いて違いを比較。 MAGNUM FORCEはロゴ部分が成型による凹凸のため、ULAC BROOKLYNのプリントとは違い、汚れたり剥げて消える心配がないのは永く使用していく上でのメリット外周部は完全にフラットではなく、ジョイント部分で2~3度? 角度が違いますが、そこまで完全なフラットさを求めている訳ではないので十分に許容範囲
同じULACのU字ロックなので購入前は表面のシリコンの形状に違いがあるだけで中身は同じと予想していましたが、横の内径はどちらも実測約73mm前後でほぼ違いはありませんが、BROOKLYNの縦の内径が約127mmに対し、MAGNUM FORCEは約140mmと縦の内径だけ13mm広い事が判明
内径の横幅は同じでも、シリンダー部分の横幅はULAC BROOKLYNの方が10mmほど広く、MAGNUM FORCEの方が凹凸が無くコンパクト
開錠してU字型のシャックル(アーム)だけの状態にして比較すると上部の形状とアルミの棒の長さに違いがある事が分かり、剥き出しのアルミ部分を指で弾いてみるとBROOKLYNは振動が全く持続しませんが、MAGNUM FORCEは振動時間が長め。 マグネシウムの含有量がどの程度か分かりませんが、素材はマグネシウム+アルミと記載されており、おそらく5000系のアルミ合金(Al-Mg系)と思われます。 メーカー側がマグネシウムを強調している事もあり、切断に対する防御力はBROOKLYNよりほんの少しだけ期待して良いのかもしれません(´・ω・`)
側面片側だけにあるカギのシリンダー部分の蓋のサイズも若干大きさが違い、購入前は外見だけ違う中身が一緒のU字ロックと予想していましたが、似ているようで素材、形状、重さにおいて全く別物のU字ロックであった事が判明
特に意味はありませんが、アームとシリンダーを入れ替え。 左の組み合わせではカギをする事が出来ますが、右の組み合わせではシリコン部分が邪魔をして奥まで届かず。 あくまでシリコンが邪魔をしているだけで基本的な構造では互換性があるため、カッター等でカットすれば右の組み合わせも使用可能
ULAC MAGNUM FORCE レビュー
前回に引き続き、車が通らず歩行者の迷惑にならない場所でULAC MAGNUM FORCEの使用レビュー。 U字ロックの基本的な使い方は、コンポ(変速機等)の集中していないフレーム左側面と路上のガードレール(本当の名称はガードパイプ)等の固定物に一緒に施錠する地球ロックが基本ESCAPE R QR KICK STANDを使用した自立状態と、フラットペダル利用してガードレールに立て掛けた状態でU字ロックの施錠状態を比較
どちらの状態で施錠してもU字ロック内のガードレールとフレームの隙間はほとんど同じですが、内径の広いワイヤーロックやチェーンロックとは違い、内径の狭いU字ロックはガードレールとフレームが非常に接近するため、厚みのあるクリアタイプの表面保護シートやガラス系コーティング剤等を使用していない場合はフレームが傷にならない様、駐輪時に少々注意が必要なのがデメリットですが、縦の内径がBROOKLYNよりも13mm広いMAGNUM FORCEはクロスバイクの中ではトップチューブの横幅が比較的広いGIANT ESCAPE RX3でも20mm程度の余裕があります
ママチャリや子供用自転車が多いエリアでは、安定感にやや欠けるフラットペダルを利用して立て掛けている場合、ちょっとした接触でバランスを崩してガードレールと擦って傷になってしまうので、少し離れた接触する危険の少ない安全な場所に駐輪するか、キックスタンドで自立させ、フレームとホイールのみをロックする使用方法がおすすめ(´・ω・`)
チェーンステー長が一般的なクロスバイクよりも10mm長い435mmの2011 GIANT ESCAPE RX3でもリアホイール側はフレームとロック可能。 暗証番号を設定でき、フロントホイールをロックする機械式の駐輪場ではフロントホイールとフレームをロックするのが盗難防止に最も有効なカギのかけ方ですが、縦の内径が13mm広いULAC MAGNUM FORCEでもクロスバイクのフロントホイールとフレームを一緒にロックする事は不可能でした
(´・ω・)_/ ロードバイクであれば問題なくフロントホイールとフレームをロックする事が可能で、内径にも余裕があります
自転車泥棒に対するU字ロックの盗難防止効果
丸みのあるPALMY P-ES-101ALアルミシャックルロック、Panasonic U型ロック SAJ080、ULAC BROOKLYNとは違い、表面のシリコンがほぼ四角い形状をしているのがULAC MAGNUM FORCEの特徴犯人が車道側からU字ロックの破壊や切断を試みるのは少々考えづらいので、細いアーム側と比較してかなり太さのあるシリンダー側を歩道に向けて施錠し、細い丸形よりも太い角形の方が頑丈そうに見えるのは視覚的な観点から犯行に及ばせないための抑止力として非常に効果的と言えます。 このブログをアップした時点では新型で知名度の低いU字ロックなので、形状が似ているknog BOUNCERかな? と、通りすがりの窃盗犯が勝手に勘違いしてくれると更に高い盗難防止効果を見込めるのと、フラットな表面を活かして振動や不正開錠を感知して大音量のアラームが鳴るかのように見せるためのステッカーを貼ってハッタリを効かせるのも盗難防止効果を高められて面白いかもしれません(´・ω・`)
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