軽量ステム DIXNA フォークステム レビュー
先日、10速化と同時に空気抵抗の削減を考え、ステムをデフォルトの90mmから20mm延長し、110mm(83度/7度)の軽量ステムKalloy UNO ASA-105に交換したクロスバイク
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クロスバイクはロードバイクよりホイールベースが若干長いため、低速でも直進安定性が高くフラつきにくい半面、コーナリング性能はロードバイクより少々劣り、クロスバイクGIANT ESCAPE AIRにはコーナリング性能よりも振動吸収性を優先させたベントタイプのフォークがアッセンブルされているためステムを20mm延長した結果、スピードに乗ると時々アンダー気味でした。 狙ったラインで曲がる事が出来なければ、信号無視をする歩行者やら逆走する自転車やらで万が一の際に回避し切れないとも限らず危険因子でしかないので、今回の軽量ステム交換は110mmから10mm短くして100mmに
ステム角度が地面と平行または平行に近づけた方がステム部分の空気抵抗は減り、真横から写真を撮った時の見た目も良くなるので、GIANT ESCAPE AIRのヘッドアングル(ヘッドチューブ角度、ヘッド角)の72度と同じか、近い角度で装着中の軽量ステム Kalloy UNO ASA-105よりも更に軽量なアルミステムを探します
ハンドルを含めたトータルの重量で考えれば一部のステム一体型の中華カーボンハンドルが価格を抑えつつ軽量化できるのですが、クロスバイクに高級ステムを取り付けた所で豚に真珠なので他を探していると、DIXNA(ディズナ)のアルミステムが求めていた軽量ステムに該当。 GIANT ESCAPE AIRのステム角度だけを重視すれば、ほぼ地面と水平になる73度/17度のTNI Helium17、DIXNA V-シェイプステム
DIXNA V-シェイプステムほどステム角度が地面と平行にはなりませんが、上向きのステム角度を現状より6度ほど水平に近づける事ができ、アルミステムの中では最軽量クラスと思われるDIXNA フォークステムが求めている条件に該当し、高級ステムよりもはるかにリーズナブルな価格
DIXNA フォークステムの90mmとKCNC SC WINGの90mmの実測重量を比較すると、DIXNA フォークステムの重さはわずか+2g。 チタンボルトに交換すればKCNC SC WINGを凌ぐ軽さに達し、トータルコスト(チタンボルトに交換する費用を含む)でもKCNC SC WINGの半額以下に収まるハイコストパフォーマンスを誇る事が判明したので購入する事に(´・ω・`)
水平距離:-8.5mm 以上
高さ:-12.5mm 以内
になる計算。 理論値なので少々ズレますが、数値の範囲内であれば特に問題はなさそうなので、目を離していても盗難の心配から少しは安心感につながる軽量ステムにはとても見えない安っぽい見た目のソフトSL(シルバー)を購入
DIXNA フォークステム パッケージ(台紙)&裏側
DIXNA フォークステム ソフトSL 100mm
実測重量:104g
クランプ径:31.8mm
コラム径:28.6mm
ステム角度:77度/13度
ステム本体材質:2014T6アルミニウム
こちらはロードバイク用に購入したDIXNA フォークステム ソフトブラック 90mm
実測重量:99g
同じ長さでKCNC SC WINGと比較すると、100mmの重さは+3g差。 90mmでは+2g差と、5倍以上価格差のあるKCNC SC WINGに対して圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります(´・ω・`)
ハンドル側のクランプボルトを下側の2本に減らして重量を抑えているのがDIXNA フォークステムの特徴(´・ω・`)
ハンドル側のクランプ下側
円錐状のボルト取付け穴。 ワッシャーも円錐形状に合わせ、ボルトに均等に負荷がかかる片側が円錐状のタイプが採用されています
ハンドル側クランプボルト18mm×2本
実測重量:8g(ワッシャー含む)
コラム側のクランプ。 肉抜きデザインで軽さに貢献。 3T ARX2 PROの様にサイドを2々所肉抜きしたデザインの方がもう少し軽くなりそうな気がしますが、剛性は落ちるのかも(´・ω・`)?
ハンドル側同様に、コラム側も円錐状のボルト取付け穴
コラム側クランプボルト18mm×2本
実測重量:8g(ワッシャー含む)
DIXNA フォークステムに使われている合計4本(16g)のボルトを全てチタンボルト(1本 約2g)に交換すると、理論上KCNC SC WINGを6g下回る軽量ステムが完成する模様(´・ω・`)
上) 83度/7度 Kalloy UNO ASA-105 ステム 110mm
下) 77度/13度 DIXNA フォークステム 100mm
ステムへのハンドル装着は、クランプ部分が単体では取り外せない1ピース構造のクローズドクランプであるため、シフター、グリップ、ブレーキレバーはハンドルから1度取り外して再度フィッティング作業が必要。 コストパフォーマンス抜群なDIXNA フォークステムですが、後々クロスバイクGIANT ESCAPE AIRをブルホーン化、ドロップハンドル化する際には、ハンドル径が31.8mmを超えるエアロ系のブルホーンハンドル、ベースバー、カーボンドロップハンドルは、構造上ステムがハンドルの中央にたどり着けないため装着する事が出来ないのが唯一の泣き所。 普通のドロップハンドル、フラットバーハンドルは装着可能。 安いので気になっている中華カーボンドロップハンドルも取り付けられないのが痛いです(´・ω・`)
上側にボルトがないので、空気抵抗が少なそうなシンプルな見た目
軽量化のために空けられている部分からコラムが見えます
肝心のステム角度は水平から11度の上向きでしたが、ステム交換後は6度減って5度の上向きに変わり、スポーツバイクらしさがアップ。 ソフトSL(シルバー)を購入してクロスバイク GIANT ESCAPE AIRと組み合わせているので、軽量ステムであっても安物にしか見えないのが盗難されにくそうな良い所(´・ω・`)?
ステム下側の穴。 軽量化のために空いていると思われるので、ハンドルとは密着しておらず、長期間走っているとブレーキダストやら何やらでステム内部が意外に汚れそうな(´・ω・`)?
チタンボルトに交換すれば軽量ステムを凌ぐ軽さを誇るDIXNAフォークステムですが、性能面は剛性、固定力、ともに問題なし。 10mmステムを短くしたので手アンダーは解消されましたが、ステム角度が変わった影響なのか、操作感が以前試乗した事のあるフラットバーロードのルイガノ RSRシリーズに似た印象。 ステムの重量は満足いくモノでしたが、ヘッド角度が71.25度のロードバイク FOCUS IZALCOと72度のクロスバイク GIANT ESCAPE AIRのステムを水平にするのに最適になる72~70度バージョンのDIXNAフォークステムもリリースしてくれるとステム角度、重量ともに理想のステムとなるので、作ってくれないもんかなと(´・ω・`)
軽量ステムKalloy UNO ASA-105の110mm 121gから更に軽量なDIXNAフォークステムの100mm 104gにステムを交換して-17gの軽量化
普段なら吊り下げタイプのデジタルスケールを使用して最後に車体重量を計測するのですが、2kgを超えると計測できる最低単位が5gになってしまい誤差が出るのと、ステム変更によりアウターケーブルが再び最適な長さではなくなってしまったので、調整して次回まとめて計測予定。 前回計測した8.665kgから-17gの軽量化なので、今回の軽量化でESCAPE AIRはおよそ8.650kg辺りになっている計算(´・ω・`)
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クロスバイクはロードバイクよりホイールベースが若干長いため、低速でも直進安定性が高くフラつきにくい半面、コーナリング性能はロードバイクより少々劣り、クロスバイクGIANT ESCAPE AIRにはコーナリング性能よりも振動吸収性を優先させたベントタイプのフォークがアッセンブルされているためステムを20mm延長した結果、スピードに乗ると時々アンダー気味でした。 狙ったラインで曲がる事が出来なければ、信号無視をする歩行者やら逆走する自転車やらで万が一の際に回避し切れないとも限らず危険因子でしかないので、今回の軽量ステム交換は110mmから10mm短くして100mmに
ステム角度が地面と平行または平行に近づけた方がステム部分の空気抵抗は減り、真横から写真を撮った時の見た目も良くなるので、GIANT ESCAPE AIRのヘッドアングル(ヘッドチューブ角度、ヘッド角)の72度と同じか、近い角度で装着中の軽量ステム Kalloy UNO ASA-105よりも更に軽量なアルミステムを探します
ヒルクライムレースで使用率の高いステム
徹底的に軽量化して4kg台、5kg台に仕上げたロードバイクで乗鞍やMt.富士ヒルクライム、榛名山ヒルクライム等、ヒルクライムレースに出ている方々のブログで装着している軽量ステムを見て回ると、高級な軽量カーボンステムでない限り、下手なカーボンステムよりもアルミステムの方が軽量と言う意見が多め。 剛性重視派はプロの選手が使うチタンボルト採用の3T ARX、ARX2(LTD、Team、PRO)やPROを使用している割合が多く、軽さ重視派はスカンジウム製でチタンボルト採用のKCNC SC WINGを使用している割合が多い印象(´・ω・`)ハンドルを含めたトータルの重量で考えれば一部のステム一体型の中華カーボンハンドルが価格を抑えつつ軽量化できるのですが、クロスバイクに高級ステムを取り付けた所で豚に真珠なので他を探していると、DIXNA(ディズナ)のアルミステムが求めていた軽量ステムに該当。 GIANT ESCAPE AIRのステム角度だけを重視すれば、ほぼ地面と水平になる73度/17度のTNI Helium17、DIXNA V-シェイプステム
DIXNA V-シェイプステムほどステム角度が地面と平行にはなりませんが、上向きのステム角度を現状より6度ほど水平に近づける事ができ、アルミステムの中では最軽量クラスと思われるDIXNA フォークステムが求めている条件に該当し、高級ステムよりもはるかにリーズナブルな価格
DIXNA フォークステムの90mmとKCNC SC WINGの90mmの実測重量を比較すると、DIXNA フォークステムの重さはわずか+2g。 チタンボルトに交換すればKCNC SC WINGを凌ぐ軽さに達し、トータルコスト(チタンボルトに交換する費用を含む)でもKCNC SC WINGの半額以下に収まるハイコストパフォーマンスを誇る事が判明したので購入する事に(´・ω・`)
ステム交換後のハンドルの位置
ステム角度が変われば、長さ、高さ、ともに基準の位置がズレてしまうため机上論ではありますが、購入前に簡単に110mm(83度/7度) → 100mm(77度/13度)の寸法を図面に起こしてみると、ステム交換後は水平距離:-8.5mm 以上
高さ:-12.5mm 以内
になる計算。 理論値なので少々ズレますが、数値の範囲内であれば特に問題はなさそうなので、目を離していても盗難の心配から少しは安心感につながる軽量ステムにはとても見えない安っぽい見た目のソフトSL(シルバー)を購入
DIXNA フォークステム 詳細 実測重量
DIXNA フォークステム パッケージ(台紙)&裏側
DIXNA フォークステム ソフトSL 100mm
実測重量:104g
クランプ径:31.8mm
コラム径:28.6mm
ステム角度:77度/13度
ステム本体材質:2014T6アルミニウム
こちらはロードバイク用に購入したDIXNA フォークステム ソフトブラック 90mm
実測重量:99g
同じ長さでKCNC SC WINGと比較すると、100mmの重さは+3g差。 90mmでは+2g差と、5倍以上価格差のあるKCNC SC WINGに対して圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります(´・ω・`)
ハンドル側のクランプボルトを下側の2本に減らして重量を抑えているのがDIXNA フォークステムの特徴(´・ω・`)
ハンドル側のクランプ下側
円錐状のボルト取付け穴。 ワッシャーも円錐形状に合わせ、ボルトに均等に負荷がかかる片側が円錐状のタイプが採用されています
ハンドル側クランプボルト18mm×2本
実測重量:8g(ワッシャー含む)
コラム側のクランプ。 肉抜きデザインで軽さに貢献。 3T ARX2 PROの様にサイドを2々所肉抜きしたデザインの方がもう少し軽くなりそうな気がしますが、剛性は落ちるのかも(´・ω・`)?
ハンドル側同様に、コラム側も円錐状のボルト取付け穴
コラム側クランプボルト18mm×2本
実測重量:8g(ワッシャー含む)
DIXNA フォークステムに使われている合計4本(16g)のボルトを全てチタンボルト(1本 約2g)に交換すると、理論上KCNC SC WINGを6g下回る軽量ステムが完成する模様(´・ω・`)
DIXNA フォークステム Kalloy UNO ASA-105 ステム 角度 比較
重量計測を終えたらコラムにステムを2本取り付けて角度を比較上) 83度/7度 Kalloy UNO ASA-105 ステム 110mm
下) 77度/13度 DIXNA フォークステム 100mm
ステムへのハンドル装着は、クランプ部分が単体では取り外せない1ピース構造のクローズドクランプであるため、シフター、グリップ、ブレーキレバーはハンドルから1度取り外して再度フィッティング作業が必要。 コストパフォーマンス抜群なDIXNA フォークステムですが、後々クロスバイクGIANT ESCAPE AIRをブルホーン化、ドロップハンドル化する際には、ハンドル径が31.8mmを超えるエアロ系のブルホーンハンドル、ベースバー、カーボンドロップハンドルは、構造上ステムがハンドルの中央にたどり着けないため装着する事が出来ないのが唯一の泣き所。 普通のドロップハンドル、フラットバーハンドルは装着可能。 安いので気になっている中華カーボンドロップハンドルも取り付けられないのが痛いです(´・ω・`)
DIXNA フォークステム 交換 比較
上側にボルトがないので、空気抵抗が少なそうなシンプルな見た目
軽量化のために空けられている部分からコラムが見えます
肝心のステム角度は水平から11度の上向きでしたが、ステム交換後は6度減って5度の上向きに変わり、スポーツバイクらしさがアップ。 ソフトSL(シルバー)を購入してクロスバイク GIANT ESCAPE AIRと組み合わせているので、軽量ステムであっても安物にしか見えないのが盗難されにくそうな良い所(´・ω・`)?
DIXNA フォークステム 購入 レビュー
クロスバイク GIANT ESCAPE AIRに装着したDIXNA フォークステムをインプレ(レビュー)。 普通のステムに比べると、ハンドル側のクランプ中央が大きく開いているため、表面が擦れたハンドルを装着する場合に限りボロさが露呈。 見た目を気にする方は新品のハンドルを別途用意しておいた方が懸命です。 次ハンドル交換するとすれば、31.8mm規格のカーボンフラットハンドルでは最安値と思われる中華カーボンフラットバーハンドルが気になります(´・ω・`)ステム下側の穴。 軽量化のために空いていると思われるので、ハンドルとは密着しておらず、長期間走っているとブレーキダストやら何やらでステム内部が意外に汚れそうな(´・ω・`)?
チタンボルトに交換すれば軽量ステムを凌ぐ軽さを誇るDIXNAフォークステムですが、性能面は剛性、固定力、ともに問題なし。 10mmステムを短くしたので手アンダーは解消されましたが、ステム角度が変わった影響なのか、操作感が以前試乗した事のあるフラットバーロードのルイガノ RSRシリーズに似た印象。 ステムの重量は満足いくモノでしたが、ヘッド角度が71.25度のロードバイク FOCUS IZALCOと72度のクロスバイク GIANT ESCAPE AIRのステムを水平にするのに最適になる72~70度バージョンのDIXNAフォークステムもリリースしてくれるとステム角度、重量ともに理想のステムとなるので、作ってくれないもんかなと(´・ω・`)
GIANT ESCAPE AIR ステム 交換 軽量化
軽量ステムKalloy UNO ASA-105の110mm 121gから更に軽量なDIXNAフォークステムの100mm 104gにステムを交換して-17gの軽量化
普段なら吊り下げタイプのデジタルスケールを使用して最後に車体重量を計測するのですが、2kgを超えると計測できる最低単位が5gになってしまい誤差が出るのと、ステム変更によりアウターケーブルが再び最適な長さではなくなってしまったので、調整して次回まとめて計測予定。 前回計測した8.665kgから-17gの軽量化なので、今回の軽量化でESCAPE AIRはおよそ8.650kg辺りになっている計算(´・ω・`)
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