2020 GIANT ESCAPE LAB. » シートポスト » TNI ALU POST インプレ 軽量シートポスト レビュー

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サドルポジションに不満があり、もう少し前方でサドル位置を固定しようとクロスバイクGIANT ESCAPE AIR用に先日購入したセットバック0mmの軽量中華シートポスト。 シートポスト交換後はお尻のポジションが安定し、計算通りサドルポジションの不満は解消されました



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TNIシートポスト
中華シートポスト ROCK BROSのセットバック0mmのシートポストに変更してサドルポジションの悩みが解消したクロスバイク GIANT ESCAPE AIR(写真手前)に乗り慣れた後、色違いで同じSelle ITALIA SL XC Flowを装着しているロードバイク FOCUS IZALCO TEAM REPLICA(画像奥)に乗り変えると、同じサドルを装着しているため当然の事ながらシートポストのセットバック量の違いからサドルポジションが合っていない事に気付かされます。 以下、ロードバイクに装着しているボントレガー カーボンシートポストのスペック

TNIシートポスト
TNIシートポスト

ボントレガー カーボンシートポスト 27.2mm
実測重量:231g(320mmデフォルト状態)
実測セットバック(オフセット):約22.5mm(芯-芯)

シートポストそのものは何も悪くないのですが、セットバック量だけが自分の体に合っておらず、今まで良くこのサドルポジションで走りに行けたなと感じてしまう様になったため、カーボンフレームのロードバイク用には軽量中華シートポストを装着して万が一何か起きると高く付いてしまうので、しっかりとしたメーカー品からボントレガー カーボンシートポストよりも軽いセットバック0mmのシートポスト購入候補を探します

ヒルクライムやらレースに出ている方々のブログを見ると、4kg台、5kg台のロードバイクをチラホラ見かけるので、軽量パーツ選びでは非常に参考になりますが、重量100g前後の超軽量な高級シートポストを購入してしまうほど金銭感覚が麻痺していないのと、カーボン繊維は引張り強度を高める事は出来ても圧縮強度に関してはほぼエポキシ樹脂オンリーの強度。 適度な厚みがあれば滅多に割れたりするものではありませんが、肉厚が薄い超軽量カーボンシートポストは使い続けるとシートクランプの締め付けでシワが寄る模様


ゼロセットバック 軽量アルミシートポスト

TNIシートポスト
カーボンフォークコラムにはステムの締め付けから守り、アンカーナットを兼ねる2つの役割を持ったカーボンアンカーナットプレッシャープラグがありますが、カーボンシートポストにはシートクランプの締め付けによる圧縮方向の力から守るパーツが存在しないため、カーボンフレームのシートクランプ取り付け部分の耐久性を長い目で見た場合、シートポストをアルミに戻してアルカーボン状態にするのが良いかな?と考え、それなりに軽いミドルグレードな価格帯のセットバック0mmのアルミシートポストに購入候補を絞り直してみると、以下DOPPELGANGERとTNIの2メーカーが軽量でお手頃価格

DOPPELGANGER ウルトラライトシートポスト 27.2mmm

実測重量:148g(チタンボルト採用)
150g以下はとても魅力的ですが、2色展開でブラックが無いのは残念(´・ω・`)

TNI ALU POST(アルポスト) 27.2mm

カタログ重量:164g
TNI ALU POST 27.2mmを調べてみると、初期ロットの重さが160g台。 以降は仕様変更されたのか170g台の模様

TNIシートポスト
DOPPELGANGER ウルトラライトシートポストにはロードバイク FOCUS IZALCOに似合いそうなブラックの選択肢がないため実質TNIの一択になり、27.2mmのブラックを購入。 これでTNI製品はTNI Shaved クイックレバーに続いて2つ目の購入。 TNIとは今後もご縁がありそうな予感(´・ω・`)?




TNI ALU POST 分解

TNIシートポスト
デフォルト状態を撮り終えたらさっそくTNI ALU POST 27.2mmを分解してレビュー(インプレ)(´・ω・`)

TNIシートポスト
TNIシートポスト

材質:2014T6アルミニウム。 表面は切削を利用した滑り止め加工

TNI ALU POST 長さ 寸法

TNIシートポスト
TNI ALU POST 27.2mmの長さを計測

TNIシートポスト
TNIシートポスト

シートポストの27.2mm部分は約300mm。 ミニマムインサート(最低挿入長)は約90mm

TNIシートポスト
固定ボルトは前後で長さが違い
フロント(上):約45mm
リア(下):約40mm
1グラムでも重量を軽くしようと前後で異なる長さのボルトが採用されています

TNIシートポスト
TNIシートポスト

レール固定パーツには前後取付け指定があり、形状には若干の違いが。 ボルトに多くの引張り加重がかかるフロント側(右)は部分的に厚みを残して強度重視。 負担の少ないリア側(左)は薄めにして僅かに重量が抑えられています

TNIシートポスト
TNIシートポスト

TNI ALU POSTで設計者の気配りを感じる黒いカマボコ型のパーツ

TNIシートポスト
TNIシートポスト

受け側の形状もカマボコ型に合わせてあり、ボルトが入る部分はサドル取り付け角度に応じるためのオーバル(楕円)形状

TNI ALU POST 櫓(ヤグラ) 構造

TNIシートポスト
どの角度でサドルを固定してもボルトの頭に垂直方向の正しい引張り加重がかかる様にしてあるのは、セットバック0mmのシートポストの固定ボルトが接触する面は本来こうあるべきと設計者からのメッセージが伝わってきます

TNIシートポスト
TNI ALU POSTの設計が非常に良いので、上位グレードで更に軽量なTNI ALLU LIGHT POST(アルライトポスト)の櫓(ヤグラ)の構造は、ボルトに斜めの力がかかるのは正直どうなの? と思ってしまいますが、TNI ALU LIGHT POST(アルライトポスト)の廉価版とも言えるほぼ同じ造りの中華シートポストROCK BROSをクロスバイクで使用していても不具合は発生していないので、常識的な体重の範囲内であれば固定ボルトが微妙に曲がったりする心配はないと思われます


TNI ALU POST 重量 重さ

TNIシートポスト
TNI ALU POST 27.2mm
実測重量:179g(竹の棒×2本:3g含むデフォルト状)

ちなみにTNI ALU POST 31.6mmの重さ(重量)は221g(竹の棒×2本含むデフォルト状態)

TNI ALU POST カット 断面

TNIシートポスト
シートポストの内側。 画像からは全然分かりませんが、シートポスト内側を触ってみるとどういう意図があるのか末端の3mm奥辺りから2014とプリントされている辺りまでなぜか肉厚をわずかに薄くしてある部分を確認

TNIシートポスト
(´・ω・)_/ わずかに薄い部分(赤)が分かる様に横断面図にするとこんな感じ。 シートポストのカットで長めに残す場合は、肉厚が元に戻る末端から60mm辺りの2014とプリントされている辺りをカットの目安にし、肉厚がわずかに薄い部分を完全に切り落とすのが強度的に良さそうです

TNIシートポスト
シートポストは将来性を考えて長めに残す派なのと、肉厚の差が戻る2014の辺り(末端から約60mm)がクロスバイクに装着中のカット済みのROCK BROSのシートポストと数ミリしかカット後の長さが違わないので、その辺りを目安にシートポストをカットし、仕上げにヤスリで鋭い切り口を滑らかに仕上げます。 カット前にシートポスト内部を指で触ると段差がハッキリと分かりましたが、カット後の断面を確認すると厚みの違いはやはりほんのわずかでした

TNIシートポスト
TNI ALU POST 27.2mm
重量:162g(約60mmカット後)


ロードバイク シートポスト交換

TNIシートポスト
TNI ALU POSTをカットし終えたのでさっそくロードバイクに装着。 FOCUS IZALCOはシートチューブの短いスローピングフレームではなく、ホリゾンタルに近いフレームなので、軽量化のためにシートポストを更に短くカット出来るのですが、TNI ALU POSTよりコスパの良い新製品のシートポストが出たり、ドッペルゲンガー ウルトラライトシートポストにブラックが追加されれば、シートチューブの短いクロスバイクに移殖する可能性が高いので、スローピングフレーム用にも装着できる長さまでしかカットできない悲しさ。 画像を見ての通り、ホリゾンタルフレームでシートポストをあまり長く出せない事もあってエアロシートポストを早々に断念したのはナイショ(´つω;`)

TNIシートポスト
TNIシートポスト

下手なカーボンコラムスペーサーよりも軽いAVEDIO軽量アルミヘッドセットスペーサー。 先日購入したグレーからブラックへと交換。 グレーはクロスバイクに移殖予定(´・ω・`)

WOODMAN POST SL PLUS

購入後に再度セットバックゼロのシートポストを探してみると、メーカーロゴだけが違う完全に同じ形状と重量のWOODMAN POST SL PLUSを発見。  TNI ALU POSTの直径は27.2mm、31.6mmの2サイズ。 カラーリングはブラック、ブルー、レッド、ゴールドの4色展開ですが、メーカーHPを見るとWOODMAN POST SL PLUSは直径27.2mm、30.9mm、31.6mm、31.8mm、34.9mmの5サイズ。 カラーリングもブラック、ブルー、レッド、ゴールド、オレンジ、チタン、ピューター、ピンクと8色。 サイズ、カラーリングともにWOODMAN POST SL PLUSが圧倒的に多いのですが、価格は TNI ALU POSTの方が高いので、WOODMANはTNIのOEMなのかもしれません

完全にノーマークだったWOODMANのシートポストを調べていると、WOODMAN POST MZのページに自分が書いた断面図と同じ様なのが載っており、自分が書いた図と比較するとメーカーの断面図は厚みの違いが少々オーバーのような(´・ω・`)?

TOTTA スポーツシートポスト

そしてもう1つ見つけてしまったのがTOTTA スポーツシートポスト。 TNI ALU POSTの176gと比較すると、重量は4g重いだけの180gで価格は半額以下と言うコスパが非常に高いセットバック0mmのシートポスト。 シートポスト内部の画像を見ると分かりますが、高価な7000番台のアルミを使用しない代わりにシートポスト内側を徹底的に切削して軽量化する事で、高いコストパフォーマンスを実現しているお財布に優しい軽量シートポスト(´・ω・`)


TNI ALU POST インプレ(レビュー)

オフセット量のあるシートポストと比較してもしょうがないので、比較対象は同じセットバック0mmのROCK BROSのシートポスト(値上がり前の初期ロット)を使用して TNI ALU POST 27.2mmをインプレ(レビュー)
TNIシートポスト
TNIシートポスト

携帯ツールセットを使用しての使用感をレビュー。 六角レンチ単体であればどちらも問題なくボルトを回す事が出来ますが、ROCK BROSのシートポストは固定ボルトとポスト部分のクリアランスが狭いため携帯ツールセットの端が干渉してしまい、出先で万が一緩んだ際には6角レンチ単体でない限り完全に締め直す事は非常に困難。 それに対し TNI ALU POSTは固定ボルトとポスト部分のクリアランスが広いので、携帯ツールセットであっても問題なく締め直す事が可能なのはうれしいポイント(´・ω・`)

TNIシートポスト
TNIシートポスト

前後調整幅を比較。 ポスト部分と固定ボルトの距離が離れていると、携帯ツールセットを使用してのサドルポジション調整ができるのはメリットですが、それと引き換えにレール固定パーツの位置は前後に広がってしまうので、前後調整幅は短くなります

サドルのレール固定精度はROCK BROSのシートポストは普通にボルトを締め付けてやっとガタつきが収まりますが、 TNI ALU POSTはボルトの規定締め付けトルクに満たない段階でもガタつかないので、当たり前ですがクレードルの精度が中華クオリティーより高い模様。 シートポストの交換でカーボンシートポストから再びアルミのシートポストに戻りましたが、振動吸収性の差は感じ取れるか感じ取れないか程度の微々たる違い

サドル高、サドル取付け角度、サドル前後位置はまだ煮詰めていかないといけないのですが、お尻の違和感は解消し、前後ポジションはひとまず良い感じに。 ハンドルが遠く感じる真の原因がシートポストのセットバック(オフセット)量と足のサイズである事に気付けなかったため、一時期60mmの軽量テムに交換したりもしましたが、無意識にズルズルと後ろに動いていたと考えられるお尻がセットバック(オフセット)量の変更でしっかりサドルに支えられてポジションが安定した事により、いまだ購入時のままのハンドル周りのカスタマイズにやっと着手できそうです(´・ω・`)



ゼロセットバック シートポスト 交換 考察

そもそもなぜ自分の体格にはセットバック0mmのシートポストが合うのかを考えてみると、ワイズロードで車体購入時に無料でやってもらえるバイオレーサーでの結果は、身長普通、肩幅普通、股下普通、腕は少しだけ長いと言う結果。 バイオレーサーで測定してもらえる結果だけで考えれば普通のシートポストでも全く問題ないはずなので、測定していない体のパーツに問題がある可能性。 セットバック量の変更だけで問題が解決するとなれば心当たりがある下半身で測定していない足のサイズ

TNIシートポスト
TNIシートポスト

身長は普通でもNIKEやPUMAより横幅が広めなAdidas他だと24.0~24.5cmが履けてしまう女性並の足のサイズなので、セットバック0mmのシートポストに変更する事により身長に対して平均より小さい足のサイズを補う事になり、結果ポジションの最適化に繋がった可能性が高いと考えられます(あくまで結果からの推測なので、太ももの長さのパターンもあり)。 身長に対して足のサイズが小さめな男性や特に女性にはセットバック0mmのシートポストが最適なのかもしれません。 他は、妙にシートチューブ角度が寝ているフレーム等がセットバック0mmのシートポストと相性が良いと考えられます(´・ω・`)


中華シートポストのコスパ

TNIシートポスト
TNIシートポスト

シートポスト内部の厚みの違いからクロスバイクに装着しているROCK BROSのシートポストとたまたま数ミリしか違わない長さにカットする事になったTNI ALU POST 27.2mm。 購入価格はTNIが3倍近くするからと言って、重量が1/3になる訳でもなく、カット後の重量はTNIの162gに対し、ROCK BROSが185gで、完全に同じ全長にカットしたと仮定(-1g程度の軽量化)するとおそらく24g差。 激安でも精度や品質にバラつきがあるのが常識の中華パーツですが、購入後に製品精度を上げる腕さえあればコストパフォーマンス抜群と良く言われているのを今回改めて実感しましたが、安全性に関しては自己責任となるので、ちゃんとしたメーカーのシートポストを購入する方がオススメ(´・ω・`)

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