ブレードロック TATE AG70 フォールディングロック レビュー
自転車乗りにとっての最大の悲劇、愛車の盗難。 足代わりに盗難されるケースが多いママチャリとは違い、高級自転車と報道される事の多いロードバイクやクロスバイクの盗難はほぼ金銭目的。 そのため、カギ(ロック)そのものを切断されて盗まれるケースが大半を占めます
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今回ロードバイク用のカギ(ロック)を購入するにあたり、まずは盗難被害の状況とカギ(ロック)の種類を調べます(´・ω・`)
ロードバイク乗りの方々はどんなカギ(ロック)で愛車を盗難から守っているのか調べてみると、レースに出る様な本気なローディーさん達は基本的に1グラムでも軽量なタイプを選ぶ傾向にあるため、ツールケース等に収納可能で軽量なcrops スパイダー等を使用している人が多く、全然参考にならず
トイレやコンビニ等、目を離す時間が比較的短ければコレで十分なんですけどね(´・ω・`)
U字ロックは簡易なエラストマーコーティングで安いPALMYと、しっかりとしたシリコンコーティングが施されていてピッキングに強いディンプルキーが採用されているPanasonicが人気を二分。 どちらのU字ロックも走行中の車体に取り付けておくためのブラケットが付属しないので、バックパックで持ち運ばない派の方はブラケットを自作するか取り付け方法を工夫するしかないので、車体に取り付けるためのブラケット付きのU字ロックがおすすめ(´・ω・`)
ブレードの1枚1枚が短いタイプよりも少し厚めで耐切断力の高い長いブレードロックや、U字ロックの頑丈さも捨てがたいですが、折りたためてコンパクトになる利便性も大事なので、ポケットサイズに折りたためる TATE AG70 フォールディングロック LKW19101を購入(´・ω・`)
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 パッケージ
パッケージ開封。 2つ折りされた台紙の間には黒い収納袋が入っており、台紙の内側は説明書になっています
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101と収納袋の大きさを比較
キーはピッキングに強いとされるディンプルキーが3本。 不正開錠しにくいディンプルキーは良いのですが、そもそも強力な工具で切断せずに、わざわざピッキングで不正開錠する窃盗犯がいるのか疑問です(´・ω・`)
キーの予備が2つ付属しているので2度までの紛失なら心配いりませんが、万が一全てのキーを紛失してしまった場合には付属のプレートにプリントされているキーのナンバーをメーカーに伝える事で1本600円+送料で送ってもらえます。 1本は自宅に。 もう1本は職場または学校のロッカーに入れておく事で、紛失の際に事なきを得ます
ポケットに入れる事が想定されているので、お尻や太ももに合わせたR(曲線)が付いています
コンパクトに折りたたんだ状態は、デジカメや折りたたみの財布を2回りほど小さくしたサイズと言った所。 続いて広げた状態(´・ω・`)
端っこが少し浮いていますが、施錠しない状態での全長は型番のAG70にもある通りジャスト70cmでした(´・ω・`)
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101
実測重量:319g
鍵穴にキーを差し込み回す事で開錠。 開錠中(画像右の状態)はキーが鍵穴から抜けない機構になっているため、開錠中にキーが落下して紛失する心配はゼロです
(´・ω・)_/ パッと見では分かりませんが、車体を傷つけないために樹脂に覆われているブレード部分(金属プレート)を明るい所で透かすと、重量を抑えるために肉抜きされている事が分かります
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101には、おそらくストラップを付けるためと思われる穴の開いた凸があり、ポケットに入れた時に凸部分を感じそうなのと、どう考えても不要に思えるのでヤスリで削り落として軽量化
ついでなので、製造時に出来てしまう樹脂部分の段差(バリ)もキレイに整えておきます
全長が70cmあるので、画像の様に条件良く最短ルートで地球ロックできる環境では内径に割と余裕があります。 多関節ロックは柔軟性のあるワイヤーロックとは違い、故意に関節部分が可動しない方向に力を加えると変形しやすい特性があるため、内側に余裕の無い状態で地球ロックするのが施錠する際の最重要ポイントになります。 どうしても余裕が残ってしまう場合には、フロントホイールとダウンチューブ側に通すか、ガードレール側に余計に通した方が内径の余裕が減るので、故意に関節部分を可動しない方向に力を加えても変形させる事は難しくなります
あとは駐輪中の愛車と窃盗犯が運命の出会いを果たさない事を祈るだけですが、ある日、駅前の量販店で買い物を終えて出てくると、愛車を知らないオッサンが至近距離でジロジロ見入っているのに出くわしました。 犯行に及ぶかどうか少し離れた位置から見守っていたのですが、物色中の犯人ではなく、一般の人からすると購入したTATE AG70 フォールディングロック LKW19101のカラーリング派手だったか形が珍しかったのか、カギそのものをジロジロ見ていたらしく、しばらくするとそのオッサンはどこかへ消えて行きました
(´・ω・)っ こんなイメージ
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目次 ▷ CLOSE
- 盗難現場と駐輪時間
- カギ(ロック)の種類
- TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 パッケージ 詳細
- TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 サイズ 寸法 実測重量
- TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 構造 仕組み
- TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 軽量化 仕上げ
- TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 レビュー
- TATE フォールディングロックコンボ(ダイヤル式)
- PROLOOP MUFFIN
- FF-R フォールディングロック FFR-799
- TATE フォールディングロックⅡ
- アラームロック(警報機付き)
今回ロードバイク用のカギ(ロック)を購入するにあたり、まずは盗難被害の状況とカギ(ロック)の種類を調べます(´・ω・`)
盗難現場と駐輪時間
自転車盗難掲示板等を見る限り、ロードバイクやクロスバイクの盗難場所として事例が最も多いのは駅周辺や施設の駐輪場。 極地的に多いのが自転車関連のイベント会場。 他はサイクルショップもしくは周辺や自宅駐輪場等。 車種はクロスバイクよりも圧倒的にロードバイクが多く盗まれている模様。 駐輪時間は短時間だからとカギ(ロック)をしないでスーパーやコンビニ等で買い物をしていると最短5分で盗難。 施錠してある場合は15分から一晩以上だったりと、自宅室内保管で無い限り、10分以上目を離してしまうと盗難の恐れが高まる事が分かります。 犯行に及びにくいと考えがちな人通りが多い駅周辺等で盗難にあうケースが多いので、逆に人目に触れにくい場所に駐輪していた方が路上を物色中の窃盗犯と愛車との遭遇確率が下がるために安全なのかもしれませんカギ(ロック)の種類
ワイヤーロック
自転車用のカギ(ロック)として最も普及しているため、種類が非常に豊富で価格も安い物が多いワイヤーロック。 細いワイヤーを何重にも束ねて構成されているため柔軟性があり、ハンドルやステム等にコンパクトに巻きつけて運ぶ事が出来ますが、使用されている割合が高い事から切断による盗難報告が最も多いカギ(ロック)でもあります。 10分以上目を離すのであれば、切断に時間がかかるであろうできるだけ太いタイプを選びたいところロードバイク乗りの方々はどんなカギ(ロック)で愛車を盗難から守っているのか調べてみると、レースに出る様な本気なローディーさん達は基本的に1グラムでも軽量なタイプを選ぶ傾向にあるため、ツールケース等に収納可能で軽量なcrops スパイダー等を使用している人が多く、全然参考にならず
トイレやコンビニ等、目を離す時間が比較的短ければコレで十分なんですけどね(´・ω・`)
チェーンロック
チェーンロックは細いワイヤーを何十本と束ねたワイヤーロックとは構造が違い、鎖の1つ1つにある程度の太さがあるため、耐切断力はワイヤーロックを上回ります。 剥き出しのままでは車体の塗装を痛めるため、チェーン部分がカバーで覆われているものがほとんど。 こちらも駐輪時間や車体価格に応じてできるだけ太いものをU字ロック(U型ロック)
読んで字のごとく、金属の棒をU字型にしたカギ(ロック)。 切断による盗難報告が極めて少なく、最も盗難確率が低いと考えられるカギ(ロック)。 難点はコンパクトにならないため車体に巻きつける事もサドルバッグに入れる事も出来ず、車体に取り付けるための付属のブラケットを車体に取り付けて装着するか、車体のどこかにぶら下げるしか持ち運ぶ手段がない事。 PALMY U字ロックやパナソニック U型ロック SAJ080の様に大半のU字ロックはシリコンコーティングやエラストマーコーティングされているのでU字ロックによるフレームへの傷の心配はありませんが、ガードレールとの接触による傷からフレームを守る場合にはフレームカバーとの併用が必要。 あとは柔軟性と内径が足りないため、フレームとホイールに同時に通して固定物に地球ロックするのが難しく、ホイールだけ持ち去られてしまわない様に、クイックレバーの無い盗難防止スキュワーやワイヤーロック等を併用した方が良い事くらいと思いますU字ロックは簡易なエラストマーコーティングで安いPALMYと、しっかりとしたシリコンコーティングが施されていてピッキングに強いディンプルキーが採用されているPanasonicが人気を二分。 どちらのU字ロックも走行中の車体に取り付けておくためのブラケットが付属しないので、バックパックで持ち運ばない派の方はブラケットを自作するか取り付け方法を工夫するしかないので、車体に取り付けるためのブラケット付きのU字ロックがおすすめ(´・ω・`)
ブレードロック(多関節ロック)
ブレードロックは多関節ロックとも呼ばれる金属プレートを何枚も連結したカギ(ロック)。 コンパクトに無駄なく折りたたむ事が可能なので、ブレードが短いタイプであればポケットやサドルバッグに入り、長いタイプはダウンチューブ等にスマートに取り付け可能ブレードの1枚1枚が短いタイプよりも少し厚めで耐切断力の高い長いブレードロックや、U字ロックの頑丈さも捨てがたいですが、折りたためてコンパクトになる利便性も大事なので、ポケットサイズに折りたためる TATE AG70 フォールディングロック LKW19101を購入(´・ω・`)
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 パッケージ 詳細
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 パッケージ
パッケージ開封。 2つ折りされた台紙の間には黒い収納袋が入っており、台紙の内側は説明書になっています
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101と収納袋の大きさを比較
キーはピッキングに強いとされるディンプルキーが3本。 不正開錠しにくいディンプルキーは良いのですが、そもそも強力な工具で切断せずに、わざわざピッキングで不正開錠する窃盗犯がいるのか疑問です(´・ω・`)
キーの予備が2つ付属しているので2度までの紛失なら心配いりませんが、万が一全てのキーを紛失してしまった場合には付属のプレートにプリントされているキーのナンバーをメーカーに伝える事で1本600円+送料で送ってもらえます。 1本は自宅に。 もう1本は職場または学校のロッカーに入れておく事で、紛失の際に事なきを得ます
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 サイズ 寸法 実測重量
厚み:22mmポケットに入れる事が想定されているので、お尻や太ももに合わせたR(曲線)が付いています
コンパクトに折りたたんだ状態は、デジカメや折りたたみの財布を2回りほど小さくしたサイズと言った所。 続いて広げた状態(´・ω・`)
端っこが少し浮いていますが、施錠しない状態での全長は型番のAG70にもある通りジャスト70cmでした(´・ω・`)
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101
実測重量:319g
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 構造 仕組み
鍵穴にキーを差し込み回す事で開錠。 開錠中(画像右の状態)はキーが鍵穴から抜けない機構になっているため、開錠中にキーが落下して紛失する心配はゼロです
(´・ω・)_/ パッと見では分かりませんが、車体を傷つけないために樹脂に覆われているブレード部分(金属プレート)を明るい所で透かすと、重量を抑えるために肉抜きされている事が分かります
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 軽量化 仕上げ
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101には、おそらくストラップを付けるためと思われる穴の開いた凸があり、ポケットに入れた時に凸部分を感じそうなのと、どう考えても不要に思えるのでヤスリで削り落として軽量化
ついでなので、製造時に出来てしまう樹脂部分の段差(バリ)もキレイに整えておきます
TATE AG70 フォールディングロック LKW19101 レビュー
(´・ω・)_/ LOUIS GARNEAU CENが傷にならないようにペダルをガードレールに当てて立て掛け、リアホイールとシートチューブにTATE AG70 フォールディングロック LKW19101を最短ルートで通してレビュー全長が70cmあるので、画像の様に条件良く最短ルートで地球ロックできる環境では内径に割と余裕があります。 多関節ロックは柔軟性のあるワイヤーロックとは違い、故意に関節部分が可動しない方向に力を加えると変形しやすい特性があるため、内側に余裕の無い状態で地球ロックするのが施錠する際の最重要ポイントになります。 どうしても余裕が残ってしまう場合には、フロントホイールとダウンチューブ側に通すか、ガードレール側に余計に通した方が内径の余裕が減るので、故意に関節部分を可動しない方向に力を加えても変形させる事は難しくなります
あとは駐輪中の愛車と窃盗犯が運命の出会いを果たさない事を祈るだけですが、ある日、駅前の量販店で買い物を終えて出てくると、愛車を知らないオッサンが至近距離でジロジロ見入っているのに出くわしました。 犯行に及ぶかどうか少し離れた位置から見守っていたのですが、物色中の犯人ではなく、一般の人からすると購入したTATE AG70 フォールディングロック LKW19101のカラーリング派手だったか形が珍しかったのか、カギそのものをジロジロ見ていたらしく、しばらくするとそのオッサンはどこかへ消えて行きました
(´・ω・)っ こんなイメージ
TATE フォールディングロックコンボ(ダイヤル式)
今回購入したTATE AG70 フォールディングロック LKW19101ではありませんが、ママチャリ時代に1度キーを紛失してしまった事で家に帰れなくなってしまい、警察に頼んで自分でかけたワイヤー錠を1m以上ある工具で切断してもらった恥ずかしい経験があるので、キーを無くしやすい方はダイヤル式のTATE フォールディングロックコンボがキーを紛失する心配が無いので安心。 軽量化のために空けられていた穴も無くなり、若干重くなっているとは思いますが、その分ブレード部分の強度はアップ(´・ω・`)PROLOOP MUFFIN
プロループからリリースされているマフィンは丸型のブレードロックで、走行中の持ち運びに便利なフレームに取り付けるためのホルダー(ブラケット)が付属。 折り畳んだ状態はコンパクトな丸型をしているのでサドルバッグはもちろんの事、ツールケースに無駄なく収納可能なのが特徴。 同様のブレードロックがROCKBROSからも出ていて価格も少し安いので おすすめ(´・ω・`)FF-R フォールディングロック FFR-799
日々進化を続けるブレードロック。 多関節ロックの弱点と言われている金属プレートを繋いでいる関節部分を蝶番(ちょうつがい)に改良し、全長もTATE AG70 フォールディングロック LKW19101の70cmより20cm長い90cmあるFF-R フォールディングロック FFR-799が、コンパクトに折りたためるブレードロックの中では現在のオススメな模様。 TATEよりも内径が広いので、地球ロックをする際ガードレールに余計に通す必要がありますが、最短ルートで施錠できない条件の悪い場所では逆に広い内径が活躍してくれそうです(´・ω・`)TATE フォールディングロックⅡ
最も新しいブレードロックはTATE フォールディングロックII。 どういった意味があるのか分かりませんが、形状は波型に変更され、鍵はディンプルキーからウェーブキーに進化。 ブレード部分は焼入れによって強度アップし、車体に取り付けるためのホルダー(ブラケット)が付属する様になったので、今まで通りサドルバッグに入れる事も出来ますが、車体に取り付ける事も可能になった最新バージョンアラームロック(警報機付き)
クロスバイクやロードバイクの盗難を防ぐには、長時間目を離さない、長時間駐輪しないに限りますが、通勤通学、食事や買い物等、どうしても10分以上目を離さなければならない場合にはアラームロック(警報機付きのロック)やGPSで追跡可能なタイプが最強なのでは? と思う今日この頃。 警告音のマークが目に付くものであれば、犯行を躊躇させる効果が見込めそうです。 ただ、実際に大音量の警報が鳴ると大迷惑になるため、すぐには警報音を止める事が不可能な最寄駅まで自転車を乗って行く場合等には向いておらず、警報音をすぐに止める事が可能な自宅外に愛車を置いている人。 職場、学校まで自転車に乗って行く人。 食事で目の届かない飲食店の外に駐輪している人をターゲットにしたロック(カギ)と思われます(´・ω・`)次の記事を読む
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コメント
たくさん種類があっても、何が何だかわから
なかったので「へぇ~」と思いながら
読ませていただきました(^^)
2016-03-11 14:53 薬屋の嫁 URL
Re: タイトルなし
2016-03-12 09:23 FUCHS URL
こんばんわ
呑気な正確で自転車の防犯対策が甘く、勉強になります。
ところでタイトル画面の特徴的なトラス構造の橋はドコの橋でしょうか よければ教えてください。
2016-04-21 20:59 あずき URL
Re: こんばんわ
2016-04-22 19:27 FUCHS URL
初めまして
U字タイプより持ち運びが楽そうですね^^
2019-06-16 20:44 晴パパ URL
Re: 初めまして
https://escaper3rx3air.blog.fc2.com/blog-entry-84.html
2019-06-16 21:03 FUCHS URL