2023 CROSS BIKE LAB. » LOUIS GARNEAU JEDI R » 🔥 ルイガノ JEDI カスタム サスペンション フロントスプリング 交換 インプレ 🔥

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レストア、オーバーホールの段階では後回しにしていたBD-1、Frettaと共通のLOUIS GARNEAU JEDIのサスペンションの錆びたフロントスプリングを交換カスタム



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寿命を縮めるスーパーハードスプリング

ルイガノ JEDI カスタム
レストア、オーバーホールを終え、割れるアジャスタブルステムのクラック対策まで終えた2004 LOUIS GARNEAU JEDI R

ルイガノ JEDI サスペンション 交換
サスペンションのフロントスプリングは前のオーナーがカスタムしたと考えられるBD-1、Birdyでは定番のカスタムパーツ、サイクルハウスしぶやのスーパーハードスプリング(ミカクロームチタンカラー)と思われるモノ。 非常に評判の良いスプリングですが、硬すぎて荒れた路面の振動や凸凹の衝撃はほとんどそのままハンドルに伝わり、サスペンションのないロードバイク、クロスバイクと乗り心地に違いがあまり無く、サスペンションとしてまともに機能していないと言うのが正直なインプレ

ポヨンポヨンするBD-1の乗り心地を改善するには良いカスタムパーツかもしれませんが、希少車の旧ルイガノ JEDIにとっては路面からの衝撃を吸収できず、サスペンションフォークにクラックを発生させる可能性のある寿命を縮めかねないスプリングのため、車体に優しいBD-1のノーマルスプリング(ミディアムスプリング)にカスタムします


フロントスプリングの交換手順

ルイガノ JEDI スプリング 交換
LOUIS GARNEAU JEDI スプリング 交換

サスペンションフォークのフロントスプリングの交換は、ロックレバーを押してサスペンションフォークを展開したら5mmの六角レンチの長い方をスプリングの底まで突っ込み、サスペンションフォークとスプリングを固定しているボルトを緩めて抜くだけ

ルイガノ JEDI スプリング 交換
BD-1、ルイガノ JEDIのフロントスプリングの交換は六角レンチの使用方法が通常とは違い、差し込むのは長い側

ルイガノ JEDI カスタム
良い六角レンチの多くは長い側の先端がボールポイントのタイプ。 きつく締まっているボルトではありませんが、舐め防止の観点からできれば先端がボールポイントではないT型タイプを使用するのがおすすめ(´・ω・`)

LOUIS GARNEU JEDI カスタム
(´・ω・)_/ 今回もパーツ取り用の初期型ジャンクBD-1からスプリング一式を取り外して長さを比較すると、サイクルハウスしぶやのスーパーハードスプリングの方が数ミリ短め。 硬さ(スプリングレート)、巻き数に違いがあるので、乗車した状態で同じくらいの長さになっているか、使用に伴いどちらも縮んだ可能性

ルイガノ JEDI スプリング 交換
続いてフロントスプリングストッパーベースの色の違いを比較。 BD-1純正の赤いミディアムスプリングの方は交換推奨とされる茶色寄りで、ルイガノ JEDIの方は透明度の低い黄色。 どちらも紫外線か酸化による経年変色ですが、若干の柔軟性はあり、割れるほどの硬さにまで劣化している訳ではないので、色で交換が必要か診断するのは間違いのような気がします

形状も固定時の圧力でスプリング内側の形に変形して素手では取り外せず、逆に外すのが難しい=安全とも言えるので、今回はスプリング一式をそのまま交換。 劣化したダミースポンジも同じで、機能性のないパーツを交換する意味が見出せません

ルイガノ JEDI サスペンション 交換
交換するフロントスプリングの固定は、元の取り付け穴にボルトを差し込み、後で微調整が必要になるため緩めに取り付け

ルイガノ JEDI カスタム
中古のスプリングの場合は少し曲がっていたり、新品でも若干のクセはあるため、コラム側のフロントスプリングを固定するフロントスプリングストッパーアッパーを固定しているボルトを4mmの六角レンチで緩めて取り付け位置を微調整できるようにしておきます

LOUIS GARNEAU JEDI カスタム
フロントスプリングをフロントスプリングストッパーアッパーと連結し、フロントスプリングロックレバー下側のフックがしっかり引っ掛かる位置を探り終えたら、微調整できるように緩めていたフロントスプリングとフロントスプリングストッパーアッパーのボルトをしっかり締め付け、ルイガノ JEDIのスプリングの交換が完了


BD-1 ミディアムスプリング(ノーマルスプリング) インプレ

ルイガノ JEDI サスペンション 交換
地味だったサイクルハウスしぶやのスーパーハードスプリング(ミカクロームチタンカラー)から、差し色の赤いミディアムスプリングにカスタムした事で、車好きには嬉しい赤白黒のNISMO仕様っぽいカラーリングに

ルイガノ JEDI スプリング 交換
サスペンションのチェックのために乗っていない状態でハンドルに体重をかけると、スプリングの巻き数が増え、縮み幅も増えた事でフロントスプリングストッパーとスプリングの内側が擦れてギシュギシュ音がしましたが、走行中は体重によってある程度スプリングが縮んだ状態からスタートするため、無負荷状態よりも縮み幅は少なく、耳障りな音は聞こえず

ルイガノ JEDI カスタム
乗り心地を硬くするだけのサイクルハウスしぶやのスーパーハードスプリングでは硬すぎてサスペンションとしてはまともに機能していませんでしたが、BD-1のミディアムスプリング(ノーマルスプリング)に交換した事で、荒れた路面から段差まで全領域でフロントの衝撃吸収性が大幅に向上

ノーマルのミディアムスプリングと太いタイヤの組み合わせで感じると思われるポヨンポヨン感は、レストア、オーバーホール段階でタイヤをPanaracer PASELA 20×1.50からエアボリュームのある程度少ないワイヤービードなのにケブラービード並みに軽量なIRC JETTY PLUS 20×1.25にカスタムしてあるので気にならず

元々カスタムされていたスプリングを色違いの純正スプリングに戻しただけのカスタムですが、路面状況を選ばない快適な乗り心地に変わり、サスペンションフォークのクラックのリスクを減らせて寿命も延びるので、中古でルイガノJEDI、BD-1を購入した方はスプリングの色を変えるドレスアップ目的でカスタムするのがおすすめです(´・ω・`)

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コメント

非公開コメント

No title

こんにちは!

スゴイ、かっいこいいですねぇ(*^^*)
赤色がまた映えます。

それにしても、ユニークなデザインです。
機能的にも楽しいですね。
どうせ乗るならワクワクするバイクに乗りたいものです(^▽^;)

Re: No title

フラットバーロード、クロスバイク、ミニベロ、買い物用のルック車、荷物用のママチャリといろいろ乗り分けていますが、希少車、サス付き、詳しい人に2度見、3度見されたりと、他の車種にはない特徴があるので走っていて1番楽しい車種です。 見た事も聞いた事もないレア車ではなく、知名度がある割りにBD-1のおかげで滅多に見かけないのがちょうど良いのかもしれません ^^;