2020 GIANT ESCAPE LAB. » クイック スキュワー » 中華DT SWISS RWS スキュワー チタン インプレ

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DT SWISS ホイール付属のクイックレバーの代わりに同梱していたRWSスキュワーは評判通りの高い固定力でしたが、軽くはないスチール(クロモリ)製。 固定力はそのままに軽量化できるチタン製で安い中華DT SWISS RWSスキュワーに交換したのでインプレ



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中華DT SWISS RWSスキュワーには


  • 材質違い(チタン、クロモリ)
  • 長さ違い(リアエンド幅130mm、または135mm)
  • 色違い(ブラック、レッド、シルバー)
  • ロゴ違い、ロゴ無し
  • 形状、デザイン違い


と、最低でも72種類以上のバージョン違いが存在し、購入したのはクロスバイク GIANT ESCAPE RX3のキックスタンドを固定するための少し長いクイックの代わりに使用可能と思われる中華DT SWISS RWSスキュワー チタン MTB 100/135mm ブラック



中華DT SWISS RWSスキュワー 箱 説明書

中華スキュワー
Amazonの中華セラーが掲載する画像や説明が当てにならないのはよくある事で、画像には無かった化粧箱に入って到着したのは嬉しい誤算

DT SWISS
(´・ω・)_/ パッケージには謎のメーカーロゴマークCORKI。 中華DT SWISS RWSスキュワーには他にもOEMでも何でもないロゴ違いのZTTOやGUBバージョンが存在しますが、CORKI含め全て架空であり、製品があるだけの実在しないメーカー
SWISS RWS
RWSスキュワー

箱の横には長さ、色、材質のチェック項目。 ボールペンでMTBにチェックマークが入っているのでリアエンド幅135mm用。 材質にはチェックマークが無く、クロモリ(スチール)なのかチタンなのか分からないためシャフトの色や重さで判断

中華スキュワー
化粧箱を開くと、中華DT SWISS RWSスキュワーの形状にくり抜かれた緩衝材(固めのウレタン)が中華らしくない高級感を演出


中華 DT
(´・ω・)_/ 箱の中に入っていた説明書。 購入した中華DT SIWSS RWSスキュワーとは形状違いのバージョンで解説されているのは中華に限らず、海外製品あるある


中華DT SWISS RWS スキュワー チタン CORKI 仕様

中華 SWISS
レバーは本家DT SWISS RWSスキュワーとは違い、2/3程度レバーの内側を肉抜きして軽量化された中華オリジナルデザインの鍛造アルミレバー

中華 RWS
レバー裏側は根元付近まで肉抜きされて軽量化

DT RWS
CORKIのロゴは取り付け方向の好みの問題もありますが、フレーム取り付け時には上下逆になる仕様。 掲載画像ではロゴ無しでしたが、今回のようにロゴ有りのバージョンが届いたり、どうしても気になる場合はピカール等の研磨剤やメラミンスポンジでメーカーロゴだけ削り落とすのがオススメ

DT スキュワー
ドリル(刃)が当たった線状痕が何本も見えるので製造方法はCNC削り出し。 フランジからレバーを引っ張るとハブ用グリス? らしきグリスが塗られているのを確認できます

SWISS RWS
レバーを引っ張ると内側に引っ込む赤いボルトキャップ(正式名称不明)部分。 穴の精度に問題はなく、可動部の動きはスムーズ

SWISS スキュワー
(´・ω・)_/ スキュワー固定時にレバー部分を回してもフレームと接した際には回転してフレームを傷つけないシルバーのフランジ部分。 本家DT SWISSよりガタ(遊び)が少なく、中華DT SWISS RWSスキュワー チタン仕様の方が高精度

RWS スキュワー
本家DT SWISS RWSスキュワーとは全く異なる中央がくびれて軽量な中華オリジナルのフランジナット。 一般的なクイックレバーのフランジナットは内部の60~70%程度までネジが切られ、出口から先は緩み止めで樹脂がコーティングされていますが、中華DT SWISS スキュワー チタンは100%ネジが切られているタイプ。 ネジが切られている部分が長い分だけ本家DT SWISS RWSスキュワーよりも高い固定力に耐えられる造りになっています


中華DT SWISS RWSスキュワー チタン 長さ 幅

中華スキュワー
(´・ω・)_/ 購入した中華DT SWISS RWS スキュワー チタン MTB 100/135mmの仕様とされる長さ、幅は100/130mmのロード、クロスバイクには取り付けが難しいかもしれない短いカタログ値。 フランジナットにどの程度シャフトを入れた状態で計測した長さ、幅なのかも不明なため、前後それぞれの長さ、幅を実際に計測。 最長はシャフトの先端とナットの端をそろえた画像の状態で計測。 最短はシャフトにネジが切ってある端まで回しきった状態で計測。 カッコ内は比較用のカタログ値

中華DT SWISS RWS スキュワー チタン フロント100mm 長さ 幅

DT SWISS
最長幅:118.9mm(115.5mm)

中華スキュワー

最短幅:107.6mm


DT SWISS

シャフト長:約135mm(132mm)



フロントはカタログ値と比較して実測で約プラス3mmの誤差。 カタログ値と同じ長さ、幅に合わせると掲載画像とは違い、シャフトの先端が飛び出してしまうので、カタログ値はどうやって測ったのやら(´・ω・`)


中華DT SWISS RWS スキュワー チタン リア135mm 長さ 幅

RWSスキュワー
最長幅:約159mm(145.5mm)

中華スキュワー
最短幅:148mm

DT SWISS
シャフト長:約175mm(162mm)


リアの最長幅はノギスの限界を超えたため1マス10mm×10mmのカッティングマットによる実測。 フロントはカタログ値とそこそこ近い長さ、幅でしたが、リアはプラス13.5mmの誤差と中華らしいデタラメさ。 100/130mm仕様の方で短すぎてロード、クロスバイクに取り付けられないと言ったインプレが無かったのでカタログ値が間違いである事は予想しており、実際に中華DT SWISS RWSスキュワー チタン 100/135mmの長さ、幅を計測してリアエンド幅130mm+スタンドを取り付けたクロスバイク GIANT ESCAPE RX3に問題無く取り付けられるサイズで一安心(´・ω・`)



中華DT SWISS RWS スキュワー チタン 取り付け 調整

RWSスキュワー
中華DT SWISS RWSスキュワー チタンの取り付けは、普通のクイックリリースレバーと同様にレバーを時計方向に回していく事でホイールを固定

中華スキュワー
固定後のレバーは本家DT SWISSと同じで任意ではない方向を向きます

DT SWISS
固定された状態でレバーの根元を外側に引っ張ると、レバーの向きだけ独立して調整可能に

RWSスキュワー
後はレバーを好みの方向に向ければ中華DT SWISS RWSスキュワー チタンの取り付け、調整が完了

(´・ω・)っ DT SWISS RWSスキュワー 取り付け動画


中華スキュワー
(´・ω・)_/ 上から見たレバー形状の違いを比較。 幅が広い本家DT SWISS RWS ROAD スキュワー(画像右)とは違い、中華DT SWISS RWSスキュワー チタンのレバーは本家のMTB寄りの形状。 細いのに鍛造アルミ製で剛性が確保されているため、取り付け、取り外し時には指、手のひらにやや喰い込む心配がありましたが特にそのような事は無く、ハブの玉当たりに影響するような痛くなる程のオーバートルクで締め付けようとは思わなくなる絶妙な細さになっているので、締め過ぎによる中華チタンシャフトの破断防止や耐久性を考えると丁度良い細さ


DT SWISS
続いてリア側への取り付け。 基本的にはリアもフロントと同様の手順で取り付けますが、クロスバイク GIANT ESCAPE RX3にキックスタンドを取り付けている場合はレバーがキックスタンドと干渉するため、レバーを画像の位置に抑えた状態で可能な限りフランジナット側を回し

RWSスキュワー
残りはレバーの根元を持ち上げてはレバーだけを反時計回りに移動してレバーを時計回りに締めていくラチェット的な少し面倒な作業が約1.5回ほど必要

中華スキュワー
DT SWISS

クロスバイク GIANT ESCAPE RX3に取り付けた中華DT SWISS RWSスキュワー チタン MTB 100/130mmのドライブ側のチタンシャフトの飛び出し具合。 エンド幅100mmのフロント側でmm。 エンド幅130mm+キックスタンド(厚み7mm)のリア側でmmの出っ張り具合は気になるかどうか? 微妙なライン。 別の中華チタンスキュワーを削った事がありますが、中華とは言えチタンの硬さはアルミと比較してかなりの硬度を持つ非常に削りにくい金属。 車種ごとにエンドの厚みは微妙に違いますし、飛び出し具合が気になる場合は覚悟の上でヤスリで一生懸命削って長さを調整しましょう(´・ω・`)




中華DT SWISS RWS スキュワー チタン インプレ

RWSスキュワー
普通のクイックから中華DT SWISS RWSスキュワー チタンに交換して感じる違いは

  • ヘッドのベアリングを滑らかにした
  • タイヤの空気圧をMAXまで入れた
  • フロントホイールを回転させた状態で宙に浮かせた

ようなハンドル操作の軽さと反応の良さ

中華スキュワー
DT SWISS

ハンドルからホイールまでの一体感が大幅に向上する効果があるため、ハンドル操作に対してダイレクトな反応を示し、超低速から高速までレスポンス良く曲がり、カーボンフォーク化せずに振動吸収性と軽量化を除く全ての性能が大幅に向上


RWSスキュワー
リア側の効果はフレームの剛性アップ。 中華DT SWISS RWSスキュワー チタンに交換した事でリアエンドの剛性が上がって加速が良くなり、これまで一切無かったロードのようにスーっと進む感覚が脚を止めた時に一瞬あったり、普段平地ではあまり使わないクロスバイクのアウター48Tを使う機会が増え、チェーンを掃除した直後以上に巡航速度がアップ


中華スキュワー
DT SWISS

スキュワーはリアエンドとホイールを左右から固定するので位置的に横剛性と前後剛性が上がるだけと思っていましたが、なぜか縦剛性も上がっているようで乗り心地は若干悪化。 となると、フロント側も若干悪化しているはずですが、快適なグリップに交換しているため、よほど荒れた路面でない限りは悪化している様に感じず



DT SWISS
その他の効果はキックスタンドを跳ね上げた時の音の変化。 クイックの時はバイ~ン♪ と短い普通の音でしたが、中華DT SWISS RWSスキュワー チタンに交換した事でカッチリとしたカツ~ン♪ とした音に変化し、長く響くように。 リア三角の剛性が上がった証拠と考えられる音の変化は意外な発見(´・ω・`)


RWSスキュワー
(´・ω・)_/ DT SWISS RWSスキュワーは固定力の高さにばかり注目されるため、単純にものすごく強くクイックを締めれば同等の効果を得られるように思えますが、それだけでは説明が付かないのでクイックリリースレバーとスキュワーを比較。 クイックはスキュワーとは違い、樹脂パーツが存在。 強い力がかかった時に僅かに樹脂部分が潰れている可能性が高く、スキュワーはシャフトに固定されているのに対し、クイックは樹脂パーツが付いているフランジの角度が大きく動いてしまう構造である事も反応や剛性の違いとして現れているのかもしれません

中華スキュワー
精度、取り付け、インプレと、問題がありそうで全く無かった中華DT SWISS RWS スキュワー チタン。 まともに使えなかった場合に備えてショップの初売りで購入したディスクブレーキのTREK ZECTOR純正スキュワーを用意していたのですが、良い意味で無駄に。 これまでスキュワー仕様のクロスバイクは一部のディスクブレーキモデルに採用されているだけの少数派でしたが、大人気クロスバイク GIANT ESCAPE R3は2019モデルからフロントのみクイックかスキュワーか選択可能に。 2020モデルでは前後スキュワー仕様に変更された事で今後はスキュワー仕様のクロスバイクがトレンドになるのかもしれません。 クイックからスキュワーに変更された経緯は、一説ではクイックを正しく取り付けていなかった初心者による事故や訴訟があったのではないか? と言われており、インプレしてみると軽量化と走行性能をアップさせる目的での仕様変更に思えましたが、本当の理由は脱輪の防止(´・ω・`)


中華DT SWISS RWS スキュワー チタン メリット デメリット

DT SWISS
購入した中華DT SWISS RWSスキュワー チタンは緩み防止機能が無い種類のスキュワー。 対策として調整が簡単なビニール系のネジ止め剤を薄く塗っておくのがオススメですが、目視で緩んでいるかどうか簡単にチェックできるのがレバーのあるスキュワーのメリット。 人によって考え方は違いますが、レバーの取り付け方向は空気の流れを考えて後ろ向き(地面と水平)。 レバーが水平かどうかで目視で緩みを判断でき、仮にフランジナット側が緩んでいたとしてもクイックとは違い、乗車前のチェックで緩める事なくレバー部分を時計回りに回してみるだけと、増し締めするが非常に楽。 デメリットは乗り心地の悪化。 クロスバイク+キックスタンドの利便性から買い物に行く程度で遠出をしないため関係ありませんが、乗り心地が重要になるロングライドには不向き。 取り付けても車種によって何も感じない場合もあれば、乗り心地が悪くなって取り外す人までいるので、ロードであればスプリントレース、ヒルクライムレース向け。 乗り心地の良いエンデュランス系のフレーム用。 長い距離を走らずロードほど剛性の高くないクロスバイク。 スルーアクスルではないディスクブレーキ車と組み合わせるのが相性が良いように思えます



中華DT SWISS RWSスキュワー チタン 重さ

RWSスキュワー
CORKI 中華DT SWISS RWS MTB スキュワー チタン 100/135mm
実測重量:71g(ペア)

形状が近い本家DT SWISS RWS スキュワー チタン 100/130mmの重量87g(ペア)と比較してリアが最低でも5mm以上長いと思われる中華DT SWISS RWS スキュワー チタン 100/135mmの方が16g軽量。 軽量化しかできない定番のチタンクイックの平均重量45g前後と比較すると25g前後重いですが、たった25g前後の重量差で巡航速度のアップ等フレームの基本性能が上がるのなら安いもの



これまでにもいくつか中華パーツを購入してきましたが、重さは本家のチタンよりも16g軽量。 精度は若干上。 取り付けに問題無し。 フレーム剛性アップ。 値段も安いと全てにおいて中華が本家DT SWISS RWSスキュワー チタンと同等かそれ以上の好結果。 デメリットとして本家同様にフレーム剛性の向上による乗り心地の若干の悪化はありますが、大当たりの中華パーツでした \(´・ω・`)/


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コメント

非公開コメント

軽さを追求するなら

ダイエットしませう!^^

当方でもGUBのロゴなしを使用中

私の場合MTBですが、Foxのサスフォークを使用していて、ディスクブレーキの制動力に負けて(??)サスフォークの受け皿部とスキュワナットがずれる"ハブ軸ずれ"を防ぐ目的で使用してます。
一応、各セラーに問い合わせてスキュワナットの形状の詳細図面を(配布してくれたメーカーのみ)入手し、GUB製のモノがFoxサスフォークの受け皿部形状にほぼ合うことを確認したので。
GUB製品って自工場生産ではなく依託で製造しているのでしょうか(??)ロゴなしのOEM製品が流通しているようですが、ロゴの有無だけで性能は変わらず。

GUB製品はシートのクイックリレーズも使用してますが、中華製品とは思えない精度です。

最近はスマフォホルダーなんかも販売してますね。

Re: 軽さを追求するなら

筋肉痛になるような距離を走れていませんから平常時+2kgくらいになっています ^^;

Re: 当方でもGUBのロゴなしを使用中

以前書いた記事に中華パーツの製造工場や出所に詳しい日本のメーカーの方からコメントで教えてもらった事があるのですが、ICANだけ多少マシな程度で他はほとんどが商標登録をしてない。 実体もないブランドなのだそうです。 なのでGUBと言うメーカーロゴも張ってあるだけで存在しない可能性が高く、ロゴ無しの存在はOEMでも何でもなく、ロゴを入れずにコストを削っているだけとかそんな理由じゃないかと思います。 何にしても本物以上の中華パーツに出会えると嬉しいものです