GIANT ESCAPE RX3 オーバーホール レストア クロスバイク 錆び落とし - 2018 GIANT ESCAPE LABORATORY クロスバイク ロードバイク ブログ

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GIANT ESCAPE RX3 オーバーホール レストア クロスバイク 錆び落とし

先日購入した中古の2011 GIANT ESCAPE RX3。 数年放置されていたと考えられるため届いてすぐに乗れる状態にはなく、サビ、汚れ、フロントディレイラー、リアディレイラーの変速の不調等、簡単なメンテナンス程度では済むはずがないので分解し、レストアの方向でオーバーホールする事に

Contents
  1. 2011 GIANT ESCAPE RX3 完成車 実測重量
  2. GIANT ESCAPE RX3 分解
    1. チェーンのカットと洗浄
    2. カセットスプロケットの取り外しと洗浄
    3. ペダルの取り外し方向
    4. クランク フィキシングボルトの取り外し方向
    5. クランクの取り外し方(スクエアテーパー)
    6. クランクセット SHIMANO FC-M361 分解
    7. SHIMANO UN26 123-68mm BB(ボトムブラケット) 取り外し方向
  3. GIANT ESCAPE RX3 ハンドル シートポスト等 取り外し
  4. GIANT ESCAPE RX3 フレーム フロントフォーク 洗浄
  5. クロスバイク GIANT ESCAPE RX3 クイックレバー ステムボルト サビ落とし
  6. 白いサドル 白いグリップの汚れ落とし
  7. ホイール GIANT S-R2 タイヤ 取り外し
  8. クロスバイク GIANT ESCAPE RX3 グリスアップ
  9. クロスバイク GIANT ESCAPE RX3 組み立て


2011 GIANT ESCAPE RX3 完成車 実測重量


まずは中古で購入した2011 GIANT ESCAPE RX3の状態を確認。 タイヤとチューブがカタログ記載の仕様とは異なる2012 GIANT ESCAPE RX3と同じほぼ新品のMICHELIN DYNAMIC SPORT 700x28Cになっていますが、調べた限りでは2011後期モデル(非公式)の完全なノーマル。 付属パーツは前のオーナーが追加したライト、GIANT QRスタンド、TRELOCKのワイヤーロック? を車体に取り付けるためのブラケットが装着されています


分解してレストア(オーバーホール)を行う前に2011 GIANT ESCAPE RX3純正のリアのクイックに戻し、リフレクター等余計なパーツは外してカタログスペックに戻してから車体重量を計測


2011 GIANT ESCAPE RX3 Sサイズ
実測重量:10.66kg

車重計測中に10.65kgと表示されている時間の方が長かったのですが、中古で購入しているので消耗部品分を考慮して重い方の10.66kgを採用。 2011 GIANT ESCAPE RX3のカタログ重量はXSサイズで10.6kg。 購入したのは1サイズ大きいSサイズなのと、サバ読みを含めて最低でも10.7kg以上を予想していたのですが、足回りだけ2012年モデル(2011後期スペック)になっている影響もあるのか、ほぼカタログ重量通りの重さでした


GIANTのホームページで2011 GIANT ESCAPE RX3の掲載画像を注意深く見ると、ペダルのリフレクターだけは装着されたままになっているのでペダルのリフレクターも計ってみましたが4つ合計20g。 リフレクターを装着したままでも10.68kgと10.7kg以下をキープ出来るので、タイヤとチューブがカタログスペック通りではない事がカタログ重量に近い数値を出している可能性も考えられます。 ちなみに2012 GIANT ESCAPE RX3のカタログ重量はMサイズで10.6kg。 2011年モデルと比較してハンドル幅は40mm短くなっていますし、リフレクターも外されているので2012年、2013年モデルのカタログ重量もある程度信用出来そうです(´・ω・`)



GIANT ESCAPE RX3 分解


チェーンのカットと洗浄


中古クロスバイクのレストア(オーバーホール)作業を進めるにあたり、手順としてどこから手を付けるのが最も効率的なのか分かりませんが、まずはドライブトレインから分解開始。 1箇所だけサビているか茶色い汚れがあるチェーンが気になっていましたが、ウェスで拭いてみると思っていたよりヒドい事にはなっておらず、チェーン交換せずに済みそうな印象


チェーンのコマ(リンク)がサビているか茶色い汚れが入り込んでいる場所にチェーンカッターを当て、コマ(リンク)を押し出してチェーンをカットします


チェーンを外したら灯油に漬けて表面をブラシで掃除。 あくまでチェーン表面のクリーニングにしかならず、チェーンプレートを繋いでいる内部のコマ(リンク)までは100%綺麗にならないので、専用のチェーンクリーナーよりランニングコストに優れる超音波洗浄器をいずれ導入したいところ(´・ω・`) 


洗剤で何度か洗って灯油を落としたら表面の水分を拭き取り、夏場は目玉焼きが焼けるかもしれないステンレスの鉄板の上で天日干し。 内部の水分は鉄板の熱の作用で素早く蒸発


カセットスプロケットの取り外しと洗浄


続いてリアホイールからスプロケットの取り外し。 スプロケット外し工具とロックリング回し工具(締め付け工具)を使用してスプロケットを取り外します


ロックリング、カセットスプロケット、スポークプロテクターの取り外しが完了。 外してしまっても問題ありませんが、レストアなので日焼けしているスプロケットガードは新品に交換してしまいたいところ


(´・ω・)_/ ホイール(GIANT S-R2)からスプロケットを取り外すと、フリー部分はなぜかデュラグリス? がてんこ盛りでした


スプロケもチェーンの洗浄と同様の手順で油汚れを落としたら天日干し

ペダルの取り外し方向

続いてあまりにも外れないのでショップの店員が固く締め過ぎているか固着している。 ペダルレンチを回す方向を間違えているんじゃないか? と疑心暗鬼になるペダルの取り外し作業。 左足を置く左ペダルは逆ネジが採用されているのでペダルレンチを時計方向に。 右足を置く右のペダルは反時計方向に回す事で取り外せます


左ペダルは時計回り

右ペダルは反時計回り



クランク フィキシングボルトの取り外し方向

クランクを固定しているフィキシングボルト(クランクボルト)はどちらも普通のボルトなので反時計方向にアーレンキー(六角レンチ)を回す事で取り外し可能。 ペダルでも同じ事が言えますが、大きいサイズのボルトは抵抗となるネジ山の接触面積が広いために想像以上に固く締まりがち。 錆びて固着していたり、あまりにも固すぎて外れない時はプラスチックハンマー等でアーレンキー(六角レンチ)を叩くと外せます。 今回は右側のフィキシングボルト(クランクボルト)だけ非常に固く締まっていたので、外したペダルを再装着して力が逃げないように踏みつけながらブッ叩いて外しました(´・ω・`)


左フィキシングボルトは反時計方向

右フィキシングボルトも反時計方向



クランクの取り外し方(スクエアテーパー)


クランクの取り外しはコッタレスクランク抜き工具を装着して内側のコマをモンキーレンチ等で回すだけの簡単な作業


右クランクの取り外しが完了


左クランクの取り外しも同様の手順。 コッタレスクランク抜き工具を時計方向に回して取り付け、モンキーレンチで挟んで時計方向に回します


クランクセット SHIMANO FC-M361 分解


パッと見は何の問題も無さそうなSHIMANO FC-M361ですが、分解して錆びの確認と洗浄を行います。 必要な工具はバッシュガードを取り付けているネジを外すためのプラスドライバー、ペグスパナ、アーレンキー(六角レンチ)


念のため元に戻す際に間違えるといけないのでチェーンリングの歯の取り付け向きを撮影しておきます。 3枚(48T、38T、28T)とも歯の角度が浅い方が外側を向いていました


バッシュガードとインナー28Tのチェーンリングは簡単に取り外せますが、ペグスパナを必要とするチェーンリングボルトを外すのが舐めやすく少しやっかいなので、固く締まり過ぎて緩まないチェーンリングボルトは適当な当て木(破材)を用意して舐めないように上から抑えつけながらアーレンキー(六角レンチ)を回し、チェーンリングボルトを緩めたら完全に分解



クランクセット SHIMANO FC-M361の分解が終わったらパーツクリーナーや灯油で油汚れを落とし、サビているパーツの有無をチェック


サビていたパーツはチェーンリングボルトの2本のみ。 この2本は後ほど他のパーツと一緒にサビを落とすのでそのままにしておき、何の問題もなかったチェーンリングボルトにはデュラグリスを塗布してクランクを組み立てます(´・ω・`)

SHIMANO UN26 123-68mm BB(ボトムブラケット) 取り外し方向


ペダル、クランクを取り外したら、BB(ボトムブラケット)の取り外し。 必要な工具はBB抜き工具、BB回し工具、BB外し工具、アダプター戻し工具と呼び方が非常に多彩。 本来ならBB外し工具だけで外せるのですが、工具とBB(ボトムブラケット)を引っ掛けるギザギザ部分が非常に浅く、固着していたり固く締まり過ぎていると簡単に舐めて2度と外れない事態に陥ってしまうので、ボルトとワッシャーを使ってギザギザの溝部分を舐めて大惨事にならないための工夫をします


BB(ボトムブラケット)の取り外しは右ワン? 側から始めるとクランク軸まで抜けてしまうので左ワン側から取り外しを開始。 BB(ボトムブラケット)にBB回し工具をセットしたら、クランクを固定するためのフィキシングボルト用の取り付け穴を使ってボルトとワッシャーでBB外し工具を軽く固定。 完全に固定してしまうと回す事が出来ないので、軽くガタつきのある若干遊びが残る程度に固定しておくのがおすすめ。 左足側のBB(ボトムブラケット)は反時計方向にBB外し工具を回す事で外れます


BB(ボトムブラケット)の右ワン側は逆ネジになっているので、取り外し方向は時計回り。 錆びて固着していたり体重をかけても外れない事が多いので、柄と一体型のボルトで固定可能な穴の空いているBB回し工具がオススメ。 舐め防止対策を施したら安心してゴムハンマー等でブッ叩きましょう(´・ω・`)



BB(ボトムブラケット) SHIMANO UN26 123-68mmの取り外しが完了。 オークション(ヤフオク)の画像でもBB(ボトムブラケット)が薄茶色っぽいものとそうでないものの2種類が混在しているので気になっていたのですが、購入前は2011 GIANT ESCAPE RX3には前期モデルと後期モデルが存在しているので、BB(ボトムブラケット)も前期と後期で仕様が変更されているのではないか? と考えていたのですが、なんとなく紫外線による変色(日焼け)の予感(´・ω・`)


取り外したBB(ボトムブラケット) SHIMANO UN26 123-68mmの左側にサビを確認。 このサビも後ほど落とします。 フレームのBB(ボトムブラケット)にも若干サビの色が移っていますが、拭けば取れるレベルでした


GIANT ESCAPE RX3 ハンドル シートポスト等 取り外し


取り外すのに苦労するクランクセットとBB(ボトムブラケット)を取り外してしまえばあとの分解は簡単


アーレンキー(六角レンチ)、ペンチ、プラスドライバーを使用して装着されているサドル、シートポスト、ディレイラー、Vブレーキ等の各種部品をひたすら取り外し続け、パーツとフレームに分けます


GIANT ESCAPE RX3 フレーム フロントフォーク 洗浄


フレームとフロントフォークだけの状態になってしまえば隅々まで簡単にキレイにできるので、パーツクリーナーを使用して油汚れや購入時から剥がされていないシール(デカール、ステッカー)を剥がした後のベトベトを洗浄します


1番汚れのヒドかったフロントフォークのショルダー? 部分をキレイサッパリ


BB(ボトムブラケット)周辺に集中しているフレームサイズのステッカーやらいろいろ。 シートチューブに貼られているGIANTストア名古屋のステッカーだけは残しても良いかな? と思いましたが、防犯登録以外は全て剥がしました。 ちなみにGIANT ESCAPE RX3は2011~2015年モデルまでが台湾製。 2016年モデルからは中国製


チェーンステープロテクターはもともと剥がれかけていたのを完全に剥がしたので新しいのを貼らねば(´・ω・`)



クロスバイク GIANT ESCAPE RX3 クイックレバー ステムボルト サビ落とし

自転車パーツのサビ落としは簡単で、ピカールなどの研磨剤でひたすら磨くか漬け置きタイプの錆び取り液に漬けるだけ。 今回は化学反応によりサビが剥離する錆び取り液を使用しましたが、5年ほどサビたまま放置されていたと思われる2011 GIANT ESCAPE RX3のサビは強力で、簡単に落ちるサビとそうではない強力なサビに分かれました


適当な容器に錆び取り液を入れ、クイックを1分ほど漬けたら擦るだけ。 今回使用した容器はケーキ用の耐熱容器


クイックレバーの強烈なサビはどうがんばってもこれで限界。 これ以上キレイに錆びを取るのならピカール等の研磨剤系のサビ落としの出番ですが、すぐに軽量クイックに交換する予定なのでこの状態で妥協


ステムのボルトはそれほどサビが進行していないので錆び取り液に漬けた後に綿棒で軽く擦るだけで新品同様にピカピカ。 他には先程確認したBB(ボトムブラケット)やチェーンリングボルトも同様に錆落としに成功。 完全に落とせるかどうかはサビの程度問題の差と思います。 レースやイベントで雨の中も走らなければいけない場合には軽量なチタンボルトに交換したり、錆に強いステンレスボルトに交換しておくのがクロスバイクやロードバイクのボルトの錆びを防止できる一般的な対策ですが、クイックやフロントディレイラー等、雨で簡単に錆びが発生してしまう錆び対策が難しいパーツには、金属用のクリアコーティングスプレーをしておくのが見た目も変わらず錆防止対策として非常におすすめ(´・ω・`)



白いサドル 白いグリップの汚れ落とし


白いサドルはあまり汚れていなかったので、メインは白いグリップの汚れ落とし


細かい粒子がゴムのミクロの凹みに入り込んでいるので手持ちのクリーナーでは驚きの白さにはなりませんでしたが、汚いままの右グリップとキレイにした左グリップを比較するとそこそこ満足のいく白さが復活しました


今回は家にあったクリーナーを使ってみましたが、発泡する泡系の洗剤であれば泡で汚れをかき出してくれて更にキレイになりそうな予感(´・ω・`)


ホイール GIANT S-R2 タイヤ 取り外し


前のオーナーのパンク履歴やチューブの状態、ホイールのリム内側の状態を確認できるので、タイヤレバーを使用してホイール(GANT S-R2)からタイヤを取り外します


GIANT S-R2からタイヤ、チューブ、リムテープの取り外しが完了


パンク修理の形跡や雨水が溜まっていたりサビはありませんでしたが、リムのホール(穴)をよ~く見るとドリルで穴を空けただけのそのままの状態で、9割以上のホール内部にバリが付いたまま。 バリを除去できれば3~5g程度は軽くなりそうな気がするので硬くて細い金属棒を突っ込んでみたもののかなりの強度があったので金属棒の方が折れてしまい、バリを除去する事はできませんでした。 クロスバイクの完成車用ホイールなんてこの程度の仕上げで充分って事なんですかね(´・ω・`)?


クロスバイク GIANT ESCAPE RX3 グリスアップ


まずはBB(ボトムブラケット)からグリスアップ。 次回のメンテナンスでも取り外しに苦労するのでグリスは多めに


BB(ボトムブラケット)部分はクランクを取り付けてしまうと手が届きづらく掃除しにくい場所なので、はみ出てきた余分なグリスをしっかり拭き取る事で走行中に付着してしまう汚れを最小限に


手元に届いた段階で調整してもまともに変速できなかった中古のGIANT ESCAPE RX3。 分解していく過程でリアディレイラーハンガーを固定するための小さなネジ穴に微細な砂利を噛み込んでいるのが分かり、その影響かリアディレイラーハンガーを固定する小さいボルトが2本とも僅かに緩んでいました。 パーツクリーナーを吹きかけても勢いだけでは完全に除去できない狭い場所なので何か良いアイテムはないだろうか? と発見したのが歯間ブラシ。 ネジ穴の大きさとネジ溝に対してジャストフィットするので、ウェス+パーツクリーナーでは取りきれず、ボルトが緩む原因の1つとなる微細な砂粒の除去には超オススメです


そして歯間ブラシのもう1つの便利な使い方。 ブラシが短く細かいので、各ネジ溝部分のグリスアップをする際に塗りムラ無く薄くしっかりグリスアップできるのでグリスの節約になります。 何10本単位で販売されていますが、1本はネジ溝に対しての汚れ除去用。 もう1本はグリスアップ用にと本来の使い方ではない自転車用途ですが、グリスを塗るための超おすすめツールでした。 次の学会で報告せねば(´・ω・`)


クロスバイク GIANT ESCAPE RX3 組み立て


各パーツのグリスアップが終わったら、フロントフォーク、ステム、ホイールを取り付けて残りのパーツを装着していきます


特に難しい作業もなく、分解作業の段階では気付きませんでしたが新たな発見があったのはハンドル。 ハンドル形状は上下左右対称ですし、厚みも対称のハンドルな気がしますが、2011 GIANT ESCAPE RX3純正ハンドルは左右の指定があるのね(´・ω・`)


作業そのものはオーバーホール(フルメンテナンス)と何ら変わりませんが、可能な限りオリジナルパーツを使用して購入時と同じ状態へと近づけるレストア作業。 スポークプロテクターを新しいものへと交換しましたが、幸いな事にGIANT ESCAPE AIRから取り外して眠っていたスポークプロテクターがサイズが同じだったので移殖。 左は状態比較用の日焼けしたGIANT ESCAPE RX3のスポークプロテクター(遠近法で左が少し大きく見えています)


調整が必要なフロントディレイラー、リアディレイラー、Vブレーキ。 ワイヤールーティング、チェーン、グリップの取り付け等は後回しにし、ほとんどの車体構成パーツを装着完了。 次回に続きます(´・ω・`)


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